昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

「食事の様子」と「やっつけてやる」のその後

◎10月19日の記録 

 リタリン  1回目 8:15  2回目 13:00頃
 
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給食の食べ終わりの時間を気にするあまり、食べ物を口いっぱいにほおばっては、吐き出してしまっていた昇平。
時間をそんなに気にしなくて良いと教えること、食事のペースが自分でつかめるまで、保育士がそばについて食べ方をコントロールすること、などを担任の先生たちと話し合って、取り組んできたわけだが・・・。
その成果の報告。
以下はまた、連絡帳からの抜粋。

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給食はあまり時間を気にせず食べられるようになってきました。
でも、他児がほとんど食べ終わり「ごちそうさまでした」になると、あせって泣き出しました。
(残っていたのが)シチューだけだったので、「大丈夫、昇平くんは時計の10まで(時計の針が10に来るまで、の意味)食べよう」と10分後の時間を言うと、すぐに泣きやみ、あせらず、また食べ出しました。
皆と一緒にやらなければ、という気持ちに成長が感じられます。

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また、ケンカしたり、なかなか泣きやまない子に対して、昇平がたたいたりするようになっていた件。
まき子先生が「ケンカは仲直りをするお勉強なんだよ」と教えてくれてから、昇平はちょっと安心したような表情になった、という話だったが、その後、誰かが泣いていても、もうたたくという行動は見られなくなったというのだ。

実際、夕方にお迎えに行ったら、ちょうど、女の子が一人、足をぶつけたと言って泣きながらまき子先生のところに来た。
私は先生と話をしており、昇平はそのそばにいたのだが、女の子の泣き声を聞いたとたん、自分も泣き出してまき子先生にしがみつき、後ろに隠れた。まき子先生は昇平をなだめながら女の子の足を調べ、何でもないと分かると、教室に上がっていくように指示していた。
その間、昇平は泣いている子に一度も近づかなかった。が、かわりに、昇降口にあったまったく関係のない子のズックの赤い紐をかじっていた。
その子が2階に上がっていくと、私に向かって、ニヤニヤしながら「赤いの、かじっちゃったよ」と教える。
泣き声、泣き顔は相変わらず苦手なのだけれど、人ではなく、ものに対して当たることを覚えてきた、というところかな。(^_^;)
もちろん、「関係ない人のズック、かじっちゃダメよ」とは教えたが、先生に言っても、先生も、まぁ対象が人でなくなったんですからね、と成長を認めてくれた。
そのうち、物にも当たらないで、別な形でストレスを発散できるようになると良いと思っているが、とりあえずは、今の成長ぶりを喜んでおこう。

昇平、がんばってるね。えらいね!
そして、保育園の先生方。毎日、ほんとうにありがとうございます!!!m(_ _)m

(でも、先生方はここを読んではいらっしゃらないんだよなぁ・・・ま、いいか。笑)

[00/10/20(金) 05:46]

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