昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
反抗期
◎12月19日の記録
リタリン 1回目 8:30 2回目 12:30
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最近、昇平の言うことが急にしっかりしてきた気がする。
と思っていたら、保育園の先生たちも同じことを感じていたらしい。
お迎えの時に、その話になった。
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「A子ちゃんを先生が注意すると、以前ほどではないですが、先生に対して叩こうとしたりします。A子ちゃんのことになると過敏な反応をするのは相変わらずです。」
というのは、今日の連絡帳に書かれてきたことだが、A子ちゃんは周囲とのトラブルが多く、しょっちゅう先生に叱られては大泣きして、なかなか泣きやまないタイプの子。
昇平の一番苦手とするタイプで、なんとか泣きやませようとしても、逆に怒らせてしまったり、ということも起こっているらしい。
他の子が泣いたときには、もうほとんど反応しなくなったそうだけれど、このA子ちゃんへの苦手意識だけはどうしようもないみたい。
で、A子ちゃんを注意するのは、もっぱら、クラス全体を指導しているみお先生の役割になのだが(まき子先生は、昇平の専属なので)、そのみお先生を叩こうとして止められると、指で両目の下まぶたを剥いて、舌を出して、「あっかんべーだ」と言うようになってきたらしい。(←昇平が!)
今日の昼休みには、みお先生がトイレ掃除をしているところを覗いて「あ、いたいた」と言ったので、みお先生が「誰がいたの?」と聞いたところ、「意地悪な先生がいた」と答えたという。
みお先生が「なになに、なんだってー!」と怒った真似をしながら追いかけると、追いつめられた昇平は「みみみ・・・みお先生!」と言い直したそうな。
その話を、みお先生が笑いながらまき子先生に伝え、お迎えに来た母にも伝わった、という次第。
いや〜、まき子先生と大笑いしてしまった。
冗談っぽい顔で悪口を言う昇平。みお先生に追いかけられて、焦りまくって訂正した様子。もう、目に浮かぶようで、おかしくておかしくて。
家に帰ってその話をすると、家族中にも大受けだった。
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昇平がしっかりしてきた、という話をしているのに、先生にあかんべをしたり、先生に悪口を言ったりするエピソードはおかしいんじゃないか、と思われるだろうか?
でも、これは本当に昇平の精神が発達してきた証拠なのだ。
今までは、赤ちゃんみたいに、親や大人の言いなりになっていた昇平。
大人に反抗することなんて思いつきもしないから、いつもにこにこと天使みたいな笑顔で、言われるままに過ごしていた。
でも、精神的に成長してくると、「大人の言いなりにはならないぞ」みたいな独立心が芽生え初めて、大人への反抗が見られるようになってくる。いわゆる、『反抗期』。
遅まきながら、昇平もようやくその時期に入ってきたのだろう。
そして、反抗期は大人へ成長していくための第一歩。
だから、私たちは昇平の反抗が嬉しい。
明日もまた、昇平は陽気ないたずらや悪口を繰り返すのだろう。
まぁ、エスカレートしてきたときには注意するつもりだけれど、当分はこのまま見守ってみましょうか。(^^)
[00/12/20(水) 06:07]