昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

夜の多動激し

◎1月17日の記録

 リタリン  1回目 8:30  2回目 12:30
 
   ☆★☆★☆

今週に入って、夜の昇平の多動がひどくなっている。
多動・・・注意の転動性と言ったらよいだろうか。自己コントロール力の低下と言うべきだろうか。
目に映る物に次々意識を引かれ、やることを次々と換え、あれがやりたい、とがんばっていたと思うと、今度はこれが欲しい、と言い張る。おかげで部屋の中は、彼のやりかけた物の残骸でものすごい有り様。
夕食時には、ご飯はいらない、カップスープが欲しい、と駄々をこねてみたり、食後のおやつにチョコレートが食べたい、と言って泣きわめいたり。特に、食後のチョコレートは、「明日のおやつの分ね」とスーパーで母が買ったのを見ていたので、なかなかあきらめなかった。たぶん、15分以上泣き騒いでいただろう。かわいそうになって買い置きのチョコレートを与えようとするおばーちゃんをさりげなく牽制し(笑)、こちらも頑として拒否していたら、最後にはようやくあきらめて、「食後のデザートはゼリー」ということで妥協した。

これらの状態は、リタリンが切れる頃から現れ始める。
リバウンドかな、とも思ったが、それにしても急に症状が強くなったのは何故だろう、と考えていた。
・・・ら、思い当たった。
お遊戯会の練習!

今週に入って、お遊戯会の練習が続いている。
今日も保育園の帰り道に「お遊戯会の練習したの?」と聞いてみたら、昇平は元気な声で「やったよ!」と答えていた。きっと、まわりの子たちや先生の動きを見ながら、一生懸命真似して動いているんだろうと思う。
昇平にとって他人の動きを真似るということは、たぶん、普通の子たちの何倍もエネルギーを使うことなんじゃないかな、という気がしている。何しろ、つい最近までゴーイングマイウェイな生き方しか知らなかった彼だから、人の動きを見て真似して自分の体を動かす、という一連の作業は、まだかなり意識しなくてはできないことのような気がするのだ。
ならば、疲れて、薬の切れる時間になって、どっと反動が出てきてセルフ・コントロール力が下がっても、無理はないかな、と思う。

とにかく、夜の多動が激しいのでこちらは閉口してしまうのだけれど、風邪気味を良いことにお風呂を休ませ、なんとか布団に入れ(それでも寝る体制に来るまでが大変。「昇平くん、お風呂に入る!」とか「ミニカーがない!」とか「ご本読んでから」とか「ここ怪我してる。カットバン貼って」とか・・・(^_^;) )、やっと興奮状態がしずまったとおもったら、たちまち寝息をたてていた。
やっぱり、あの興奮状態は、疲れて眠かったせいなのね。
疲れているならおとなしくすればよいのに・・・というのは、ADHDではない人間の理屈なのよねぇ。
これからは、意識して早め早めに寝せることにしましょうか。(^_^;)

[01/01/18(木) 05:34]

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