昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
お遊戯会当日
◎2月17日の記録
リタリン 1回目 8:10 2回目 13:00
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保育園のお遊戯会がありました。
昇平の出番は、2番目のお遊戯と、7番目の劇。そして、一番最後の、全園児での歌。
お遊戯は、「アニメ三銃士」の主題歌(?)に合わせて、三銃士ならぬ四銃士が踊り、剣をかわす、というものでした。
金のマントをひらめかせ、剣を構えて、さっそうと・・・。
その中でひとり、一番下手なのは、もちろん昇平です。(笑)
振りはちゃんと覚えているのですが、手や足の動き、立つ位置といったことにまで神経が回らないので、どうしても、他の子たちのようにピシッとは決まらないのですね。
しかも、大勢の親がずらりと並んでいるのを見て、初めのうち、目を丸くして眺めていて・・・びっくりして固まってしまうんじゃないか、と母は心配していたのですが、でも、体はちゃんと音楽に合わせて動いていました。時々、他の子たちの動きを見て、真似している場面も。そうすると、動きはワンテンポ遅れるのですが、これまで、他の人の動きを真似る、ということができなかった昇平なので、これは、ものすごい進歩の証明なのです。
すると、昇平が私のいる方向に目を向けて、にこっと笑いました。
ああ、私を捜していたんだ、と気がつきました。
母を見つけて安心したのか、その後は、踊りが少しスムーズになりました。
ああ、こんなことなら、もっと前列に座って、見つけやすくしてやれば良かった。(^_^;)
でも、早い親は8時前から来て陣取っていたと言うから、来年は、気合いを入れて来なくちゃ。(笑)
劇の方は、『ねずみの嫁入り』の壁の役。
セリフは「世界で一番えらいのは、ネズミさんですよ。」
練習の初めから、やる気満々で、セリフも早くに覚えて、大きな声で言えていた、というだけあって、見ていても、全然危なげない出来栄えでした。
あ、いや、一度だけ、ハラッとしたかな。
「世界で・・・」と言い出したところで、声が小さいと自分で思ったのか、ちょっと黙ってしまって、「せかいでいちばんえらいのは、ねずみさんですよ!」と、もっと大きな声で言い直したのです。
言い直しするまでの、0.5秒くらいの空白は、母にも担任の先生にも、ちょっと心臓に悪い時間でした。(笑)
最後の『幸せなら手を叩こう』の歌では、歌いながら、跳ねるように元気なお遊戯もしていて、ああ、本当に成長したんだなぁ、とつくづく感じてしまいました。
1年前、まだ保育園に入らなかった頃の昇平だったら、セリフやお遊戯はおろか、その舞台に上がって、定位置に立っていることも、衣装を身につけていることも、できなかったのですから。
でも、今はこうして、ちゃんと自分がお遊戯や劇の舞台にでていることを理解し、自分が何をするべきかをちゃんと覚えて、自分の出番を待って、他の子たちと一緒に動くことができる。
これは、本当に、ほんとうに、すばらしい進歩です。
保育園で繰り返される毎日の生活。
根気良い躾。理解と指導。先生、お友だち、遊び、学習、体験・・・。
他の子より上手にはできなくても、同じようなことが、一緒にできる。
う〜ん、すごいね、昇平。
よく、ここまで成長してきたね。
・・・ところで、先生が予言していたこと。
「きっと、ご覧になったら、お母さんは涙が出ちゃうと思いますよ」
残念ながら、今回も「泣く」とまでは行きませんでした。
やっぱり、ちゃんと出来るかどうか心配で眺めている間って、感涙は流れてこないものなんですね。
せいぜい「じわっ」くらいなものでした。
来年のお遊戯会では、思いっきり泣かせてもらえるかな〜・・・?(笑)
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そうそう。
お遊戯会が終わったら、昇平の夜泣きはぴたりとおさまりました。
やっぱり、緊張していたんだね。
[01/02/18(日) 10:51]