昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

成長していないこと

◎3月20日の記録

 リタリン  1回目 8:30  2回目 12:30
 
   ☆★☆★☆

最近、昇平の良いところ、成長の見られるところばかり書いてきたので、今日は、まだあまり成長していない部分を書いてみようと思う。
昇平が今では何も問題なしと思われると、ちょっと困るので。(^_^;)

   ☆★☆★☆

人との関わりは少しずつ増えてきているものの、相変わらず、人の認識には弱いものがある。
誰かに呼びかけるときにも「おにいちゃん、おかあさん、おとうさん、せんせい・・・おばーちゃん!」といった具合に、一発で正しい呼び方が出てこない。
先日は、遊びに来た父方の伯母を母方の叔母と間違えて呼んでいた。まぁ、その人が自分のおばさんであると分かったこと、そして、間違っていたにしろ、叔母の名前を覚えていられたことには感心したけれど。
「あげる」と「もらう」、「いってきます」と「いってらっしゃい」等の取り違えもしばしば起こる。というか、ほとんど常に、取り違えが起こっている。たまに、正しい言い方をすると、聞いているこちらが「おお!」と感動したりする。(笑)

また、スーパーで雑誌を立ち読みしていて、本を元の棚に戻せなくなったときには、そばにいた見ず知らずの女の人に本を戻してもらおうと、懸命にその腕を引っぱっていた。もちろん、その人は困惑顔。(^_^;)
昇平がこういうことをする相手は、だいたい母と同年齢(と思われる)女性ばかりで、迷子になるといきなりターゲットに決めた人の手をつかんで、一緒に探してくれ、と言わんばかりに引っぱっていこうとする。(で、たいていその人も困惑しながら一緒に母を捜してくれる・・・見ず知らずの皆様、本当にお世話様です。)
家族レベルと、それより外側の人との区別が、まだ充分についていないところがあるのだ。

以上のことは、すべて人の認識の弱さから来ていると思われる。
だいたい、今ようやく他の人のすることに目がいくようになってきて、その真似をしたり、指示の内容を汲み取ろうとしたりし始めたところなのだから、そうそう簡単にこの問題がクリアできるとは思えない。
やっぱり、長い目で見ていくしかないのだろう。

   ☆★☆★☆

それ以外にも、状況認知は相変わらずまだまだ弱いし、こちらの言い聞かせることもなかなか通じにくいし(込み入った内容の時には特に。シンプルな内容ならば、だいぶ通るようになってきたけれど。)、お友だちと上手に関わりながら遊ぶこともできないし・・・。
そうそう。保育園でなら排泄もほとんど失敗なくなったのに、家では、相変わらず言われるまでトイレに行こうとせず、時々失敗する、ということも続いている。
夜のオムツは、まだまだ絶対必要だし。
えーと、あと、他にはなにがあったかな・・・・・・(笑)

とにかく、昇平はまだまだ普通の同年代の子どもたちには及びもつかない状態なのだ。
でも、3カ月前、半年前と比べると、様々な面で確実に成長してきている。

できていないことよりも、できるようになったことを認めて、誉めていくこと。
なかなかできるようにならないことに関しては、様子を見ながら、気長に成長を待ち続けること。
これが、親子共に気持ちよく楽しく生きていくための方法じゃないかな、と思っている。
ああ、お気楽な私・・・。(笑)

[01/03/21(水) 09:11]

[表紙][2001年リスト][もどる][すすむ]