昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

一緒に遊ぶ

◎3月26日の記録

 リタリン  1回目 8:30  2回目 11:30
 
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最近、昇平は自分の順番を守りながら遊べるようになってきている。

たとえば、夜。昇平とお兄ちゃんで、「ドンキーのバランスゲーム」というのをやっていた。
二人が交互にさいころを振り、出てきた絵の指示に従って、不安定な台の上に樽やバナナ、サルの人形をのせたり下ろしたりする、というもの。のせて台ごと崩れてしまったら、その人の負け。・・・昔からある、古典的ゲームの「ドンキー・○ング」版だ。

見ていると、昇平はちゃんとお兄ちゃんと交代でさいころを振り、さいころの指示通りにやっている。
お兄ちゃんが「ああしろ」「こうしろ」「こうしなくちゃダメだ」などと口出しする必要もなく、一緒に楽しめている。
しかも、負けた方は相手にくすぐられる、という罰ゲームをお兄ちゃんが考え出したのだが、それもきちんと理解して、くすぐられてキャアキャア喜んだり、お兄ちゃんが負けたときには意気込んでくすぐったり。
ふーん。一緒に遊ぶのがうまくなったなぁ、とつくづく感じてしまった。

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じゃんけんもうまくなった。
しかも、勝ち負けがしっかり理解できているので、絶妙なタイミングで「遅出し」までできるようになって、「それはずるい」と相手から抗議されると、次にはちゃんと一緒に出す、なんてことまでする。
最初にチョキを出しやすい癖はあるものの、それでは負けると分かってきたのか、最近ではだいぶチョキ以外のものも出すようになってきた。

朝、登園していくとき、園庭から玄関までは、母とじゃんけんしながら進む。
皆さんもやったことがあるだろう。グーで勝ったら「グミ(グリコ)」チョキで勝ったら「チョコレート」パーで勝ったら「パイナップル」と進める遊び。
とっさに出したじゃんけんの勝ち負けを判定するのは、母より昇平の方がうまい。
母が勘違いして進むと、「(自分が)グーだよ!」とか抗議しながら、自分の方が進んでみせる。
母は、とっさの判断能力が落ちてきている。・・・ううむ、年かな?(苦笑)

今日も、お迎えに行ったら、玄関のホールでまき子先生とクラスのお友だちと3人でじゃんけんに夢中になっていた。
お友だちと一緒に遊べるように、先生が間を取り持ってくれているのだ。
順番が分かる、勝ち負けが分かる、ルールが守れる。
これができるようになってきて、初めて、お友だちとも対等に遊べるのだ。
まだまだ、相手の気持ちを理解する部分が立ち遅れているから、本当の意味で対等に遊ぶのはまだ無理だけれど、でも、大事な基礎ができつつあるな、と思いながら眺めている。

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追記:
 保育園では、ちょっと元気が足りなかったものの、いつものように過ごせたという。
 頭痛もしなかったらしい。
 もうじき来る終了式・卒園式の練習でもきちんと座っていたと言うし、薬が切れて多動がひどくなるリバウンドもほとんど目立たなかった。
 いろいろな意味で、自己コントロールの力が育ってきているらしい。

[01/03/27(火) 07:13]

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