昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

診察日・14

◎4月6日の記録

 リタリン  1回目 8:30  2回目 12:00
 
   ☆★☆★☆

4週間ぶりにM病院へ薬をもらいに行き、主治医と話をしてきた。

まずは、入園式での昇平の様子を報告。さらに、最近、昇平が周りの子と同じに行動したがるようになったこと、見えないところから話しかけられたことばに反応できるようになったこと、面白そうな遊びをしている友達に興味を持って混ざりたがるようになったこと・・・などを話した。
もちろん、友達との関わりはまだ下手くそなので、そこもちゃんと報告して。(^_^;)

「周囲の場面認知力が伸びてきていますね」とY先生が言われた。
それによって、自分がどう行動すべきか、今は何をするときなのかが、分かってきたのでしょう、と。
また、認知力が伸びたために、他の友達の行動に目がいくようになり、一緒に関わろう、という気持ちが出てきたのです、と。
「理想的にいっていますね」と先生も嬉しそう。「お母さんがよくやっているから」「保育園の先生方も、本当によくやってくれていますよね」とお誉めのことばもいただいてしまった。 (*^^*)<嬉しい。
今後の友達との関わりから、人との付き合い方やルールを学んでいくので、そういう意味では今、ちょうどスタートしたところなのだ、とも言われた。

こちらの予想以上に昇平が成長してしまって、次の目標が定まらなくて戸惑ってしまった話をしたら、「次の目標は、特定のお友だちができることですよ」と即座に言われた。
特定の、仲良しのお友だちができることで、

    昇平
   /  \
 友達 −− 先生(親)

という三者関係が結べるようになるとのこと。三者関係は人間社会の基本なのだそうだ。
この場合の仲良しのお友だちは、やはり、兄弟ではダメだとのこと。
自宅の周辺に同年代の子どもがほとんどいない話をし、保育園に延長保育を頼んで、友達と自由な関わりが持てるようにお願いしている話をすると、「それはいいですね」と言われた。
ただ、今の少子化現象は、そのうち重大な社会問題を引き起こすかも・・・と精神科医の立場から心配なさっていた。
そうだよね。普段遊べる相手がいなかったら、社会の基礎である三者関係が体験できなくなってしまうのだものね。

とりあえず、昇平の次の目標も見つかったことだし(でも、やっぱり親にできることは少ないようだけれど)、担任にY先生の話をお伝えして、今後の指導の参考にしてもらおう、と考えて、連絡帳に書き込んだ。

[01/04/07(土) 05:58]

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