昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
お友だち
◎4月7日の記録
リタリン 1回目 8:30 2回目 11:40
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前日、病院で「次の目標は特定のお友だちができること」と言われたことを担任に伝えたところ、意識して昇平を見ていて下さったのだろう、お迎えの時にこんな話を聞かせてもらった。
「昇平くん、外遊びの時に、S君に『あそぼー』って誘われたら『うん、いいよ」って言って、少しの間でしたけど、一緒にかけっこしたりしていたんですよ。それから、お部屋ではAちゃんがおままごとしていたんですけれど、ご機嫌をとるみたいに『はい、お弁当どうぞ。むしゃむしゃ。おいしいね』なんてやっていたんです。最近、お友だちとの関わりはどんどん増えてきているみたいですよ」
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実は、「あそぼー」と誘ってくれたSくんというのは、去年、昇平がパニックになるたび蹴ったり殴ったりしに行っていたお相手。(^_^;)
軽度自閉症の子かと思っていたのだが、実際には、ちょっと発育がゆっくりのタイプの子で、おっとりした穏やかな子。体もおっとりとおおらか。(笑)
昇平が一番初めに名前を覚えた子の1人だったところを見ると、昇平自身の中では意識しやすい、気に入ったタイプのお友だちだったらしい。
向こうも、社会性の発達が遅れている昇平をよい遊び相手と思っているのか(笑)、けっこう気に入っているのが、ことばの端はしから伝わってくる。先日は「ぼくね、昇ちゃんとチューしちゃったよ」なんて言っていたし。ははは・・・(^o^A
この二人を見ていると、案外本当に、これから仲良しの二人になっていくかもしれないなぁ、なんて感じるのだ。
去年、誰かが泣くたびにSくんを殴りに行く、と聞かされて、どうしよう! どうやってやめさせたらいいだろう! ととても心配したものだが、子ども同士の間ではしこりも残さず、うまく発展していたらしい。(もちろん、その陰には担任の指導と努力があるのだけれど。)
ありがたいことだ。
それから、ままごとに混ざった・・・というか、ご機嫌取りに行ったというAちゃんだが、こちらも、この日記に何度か登場したことのある「一度泣き出したらなかなか泣きやまない子」。「昇ちゃんの天敵」とまで担任に言われたことが(もちろん冗談で、ですが。笑)ある。
誰かが泣いてもよほど平気になった昇平だが、それでも、このAちゃんが泣くのは今でも苦手のようで、だから、楽しく遊んでいて欲しいな、と思って、ご機嫌取りに行ったのだと思う。
というのも、同じく、ちょっとしたことから怒ったり泣いたりするうちのお兄ちゃんにも、しょっちゅうそのご機嫌をとるような行動をしているので。(^^A
この年にして、すでに「ミツグ君」(ふ、古い・・・)かな、とも思うけれど、これはこれで、社会性が発達してきた証拠だから、良いことなんだろうと思っている。
それにしても、子ども同士の関係というのは面白い。
一見トラブルに見えても、仲が悪いように見えても、それがきっかけになって、逆に仲がよくなっていったりもするのだから。
くだんのAちゃんも、機嫌のいいときには昇平を気に入っていて、よく面倒を見ていると言うし。(^_^;)
子どもは子ども同士。
それはまったく、本当なのだなぁ。
[01/04/08(日) 05:59]