昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
担任へのアドバイス
◎4月28日の記録
リタリン 1回目 8:30 2回目 12:00
☆★☆★☆
保育園の連絡ノートでの、担任と母とのやりとり。
☆★☆★☆
4月25日(水)
担任記:
歯磨きの後のフッ素スプレー塗布の時、並ばずに横入りすることが多く、友達に何度も「うしろ!」と言われていました。
子どもたちの間で今、図鑑が人気なのですが、その順番が守れなくて泣きながら本を取り返そうとしている子を見て、悪くない子(順番を守って本を読んでいた子)を叩いてしまいました。
順番を守らないことが悪いことは、くり返し話しました。
母返信:
毎日本当にお手数をおかけします。
順番の件ですが、順番を守る以前に、順番がどういうものであるのか、そこがまだ良く理解できていないのかと思います。去年の防火パレードの時もそうでしたが、大勢で並んでいる時に、自分がどこの位置にいるべきか、が他の子のように把握できないのです。自分のいるべき場所があることが分からないので、順番を守ることもできないのだと思います。
対策のヒントですが、スプレーの時に並んだ子どもたちに、番号を書いた紙を前から順に配り、その番号を守りながらスプレーしてもらうようにする、というのはどうでしょうか?
年長さんともなれば、数字を読める子も増えてきたでしょうし、昇平も数字の概念はばっちり理解できていますので、効果あるんじゃないかな? と思うのですが。
なかなか順番を守れない他の子たちにも、効果あるかも・・・???
4月26日(木)
担任返信:
アドバイスありがとうございます。
昇平くん、順番を守ることは以前に比べてだいぶ分かってきているように思いますが、時々、フラフラと前の人のところに入ったりするため、その都度、声をかけるようにはしています。
お母さんから番号の紙をくべることをアドバイスしていただきましたが、私たちもそういうのが理想的かとは思いますが、並ぶことは一日のうちに何度もあり、時と場合によっては(2人の担任のうちの1人が休みの時や、外遊びの時など)、正直言って実行が難しいので、せっかくいただいたアドバイスですが、何度も繰り返し声をかけていく、というやり方でさせていただきたいと思います。
時間はかかっても、少しずつ昇平くんは覚えてきていますので、繰り返すことにより、順番を待つことも分かっていけると思います。
母返信:
順番に関するお話は、あくまでもヒントというか、参考程度のものです。実際にご指導下さるのは先生方ですので、実状に合わせてなさっていただいてかまいません。私の話が押しつけがましく聞こえてしまったのならば、本当にすみませんでした・・・(汗)
でも、ちょっと嬉しいです。
年中の時には順番を守ることがよく分からなかった昇平が、今は、時々声かけしてもらえばちゃんと並べるようになってきていたのですね。それならば番号カードなども必要ないですね。安心しました。
私が見ている昇平は、ほとんどが1人か、せいぜい兄と2人でいる時の様子ばかりです。集団の中で昇平がどう行動するようになっているのか、想像しきれない部分も多々ありますので、私がまた過保護(笑)なことを言いだした時には、遠慮なくご指摘下さい。よろしくお願いします。
☆★☆★☆
普段の連絡帳の中では、こんなふうなやりとりが行われることがある。
概ねは和やかな、楽しい報告などが多いのだけれど、時々、問題提起が行われたり、お互いにアドバイスを書きあったりもするのだ。
私は、たぶん、いや絶対に、担任に対して要求の多い母親なのだと思う。(^_^;) 保育のプロ相手に、アドバイスをするなんて・・・と思われる人もいるだろう。
そのアドバイスは聞き入れていただけることもあるし、こんなふうに、実状に合わない、と断られてしまうこともある。断る際には、お互いに最大限気を遣ってしまうのだが、それでも、こんなふうなやりとりができることは素晴らしいことじゃないかと思っている。
私は保育園に子どもを預けっぱなしにはしたくない。家庭で出来ることがあるならば、どんどん協力したいし、園の先生達と一緒に子育てをしていきたい、と思っている。
そして、もちろん、こちらのほうが知識的に障害児への対応を多く知っていることもあるのだが、集団の中でそれを実行することに関しては、実際に指導する先生方の立場を充分に配慮しなくてはならない、とも思っている。
自分が先生もどきの仕事をしていることもあって、理想と現実の間にはギャップがあることは分かるし、いくら素晴らしい実践理論でも、それが実際の指導の場にそぐわないものであれば、実行することによってかえって弊害が生まれてくることも知っているから。
なんにしても、今回は、昇平が声かけ程度でやがて順番を守れるようになりますよ、と先生から教えられて一安心した。
先生達は長く昇平を見ているので、先の見通しが立っているのだ。
言うべきことは言って、でも、最終的には担任の指導力を信じて任せる。
これも、担任との関係をうまく保つコツじゃないかな〜、なんて思っている。
もちろん、昇平の担任が信頼するに足りるだけの力量を持っている先生方だ、という背景はありますけどね。(*^^*)
[01/04/28(土) 07:23]