昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

ドラッグホリデーを考える

◎5月23日の記録

 リタリン  1回目 8:30  2回目 12:00
 
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久しぶりに保育園へ行った。
朝のうちはまだだるそうに見えたけれど、保育園に着いたとたん玄関までかけっこを始めた昇平。やっぱり保育園が大好きなんだな、と思った。(^^)

お迎えはいつもより早く、3時半に行ったが、日中も元気に過ごせたらしい。
「今日はJくんと他愛もないことで大声で笑ったりしゃべったりしていましたよ」とみち子先生からご報告。わぁ〜!
Jくんとは遠足の時にもずいぶん一緒に行動していたから、それをきっかけに、前よりもっと遊びやすくなったのかな。何にしても、嬉しいな。(*^^*)

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給食は昇平の苦手な納豆だったらしいが、ご飯にかけてもらうときに「減らしてください」と言うことを担任に教えてもらって、少な目に分けてもらったら、がんばって時間内に全部食べ終わることができたのだそうだ。
普通のメニューの時でさえ、ごちそうさまの時にはまだ飲み物やフルーツが残っているのが普通の昇平が、苦手なメニューで、しかも病み上がりの体調でそれだけがんばったものだから、先生たちからとても誉められたらしい。
おお、やったね!

・・・と思って、ふと気がついた。
前にも、これと似たような状況があった気がするぞ。
休み明けに保育園に行ったら、いつも以上に集中力を発揮して、とてもお利口さんにがんばったことが確かにあった。いつだったっけ。

やはり、同じように風邪をひいて、数日間休薬したあとで保育園に出たときのことだ。
今日はいやに反応がいいね、と旦那と話し合った覚えがある。
これはどういうことか?
間違いなく、リタリンの効きが少しずつ悪くなってきた、ということだろう。

昇平はほぼ毎日リタリンを飲み続けている。
日本では一般に、日曜日などは投薬を休むドラッグホリデーにするのが普通なのだが、アメリカにはドラッグホリデーを設けない方が良い、という報告もある。
昇平の場合は、多動よりも不注意・集中困難解消の面で効果が出ていたことや、ドラッグホリデーを設けると、その後元のレベルに戻るのに時間がかかったことなどがあったので、主治医と相談の上、ドラッグホリデー無しの投薬を1年あまり続けてきたのだ。
だが、さすがに体が薬に慣れてきてしまって、徐々に効きが悪くなってきているらしい。
これは、ドラッグホリデーを定期的に設ける必要があるな、と感じた。

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リタリンは、ADHDの子どもの行動や注意力などを改善してくれるけれど、薬で落ち着いた行動が出来ることそのものが目的ではない。
今日の給食の時に「がんばって早く食べられて偉かったね〜!!」と先生からたくさん誉められたように、がんばったことで誉められた、という嬉しい体験をたくさん積ませて、やがて、同じような状況にまた出会ったときに、例えリタリンが効いていない時でも、その時の体験を思い出して「よし、がんばるぞ」と自分の力で乗り越えられるようになること。それが目的なのだ。
実際、すでにその成果は確実に蓄積している。
昇平はリタリンが切れている時間帯でも、ちゃんとおもちゃのお片づけが出来るようになった。
保育園のお集まりも(フラフラしてしまうことはあるが)ちゃんと、そこにいなくてはならないと理解できている。
話しかけた内容も(効いているときよりは反応が鈍いが)ちゃんと聞き分けることが出来る。

昇平は現在まだ普通レベルまで到達していないので、リタリンを止めるわけにはいかないが、それでも、こういう積み重ねがたくさん蓄積されたらば、きっと、必ずリタリン無しで生活できる日が来ると信じている。
そのためにも、薬は上手に使わなくては。
ドラッグホリデーのこと。主治医に相談に行こうっと。

[01/05/24(木) 07:31]

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