昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
種まきとトウモロコシ
◎5月27日の記録
リタリン 1回目 9:30 2回目 −−
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日曜日なので、朝のリタリンを少し遅めにして、2回目を休薬してみた。
特に変わった出来事もなかったので、一日中安定して過ごしていた。午後も、十分普通の範囲状態。(昇平にしては、だけれど。笑)
前回、薬を飲ませ忘れたときは、その前に休薬が続いていたので状態が安定しなかったのだろう。
これも主治医に報告して、薬の調整のしかたを決めてもらおうっと。_p(.. )<メモメモ
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さて、昇平は最近植物の種まきやトウモロコシにとても興味を持っている。
そのきっかけは、ベネッセのこどもチャレンジじゃんぷに付録で付いてきた「おじぎそう」の飼育セット。
小さな小さな植木鉢に付属の土を入れ、小さなじょうろで水を撒いて、おじぎそうの種をまく。その過程は子ども自身が親と一緒にするように、と説明書に書いてあった。
その後の管理は親の役目だったが、それでも時々昇平自身も水やりをしてきた。
そうしたら、5日後くらいに芽が出て、やがて本葉がのびて、ちゃんとおじぎするようになったではないか。
もう、昇平は大喜び。
毎朝おじぎそうを確かめては、「大きくなった〜」とか言いながら葉っぱに触っておじぎさせている。
それと同時に、種まきの場面がある絵本「ぷっぽことぺっぽこ ぱんらぱらたねまこうの巻」(こどものとも、福音館)に、急に興味を示すようになった。
以前にもこの絵本は読み聞かせたことがあったのだが、その時にはあまり興味を示さなかったのに。
やっぱり、自分で種まきして、目の前で植物が大きくなっていく様子を観察したから、実感として野菜の大きくなっていく様子が理解できるようになったのだろう。
一方、「とんとん とうもろこし」(かがくのとも、福音館)も同様に最近のお気に入り。こちらも、子どもたちが発泡スチロールの箱にトウモロコシの種をまき、収穫する、という内容。
どちらも、最後は野菜を食べる場面になっている。トウモロコシはどちらの本でも丸かじり。
この、「トウモロコシを丸ごと食べる」というのが、昇平の憧れになったようだった。
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スーパーに買い物に行ったら、宮崎産のトウモロコシが野菜売場に並んでいた。
皮付きのまま、一本一本ラップに包まれて。
1本198円。まだ高いなぁ。
なんて思っていたら、昇平が「トウモロコシ買う! 一本丸ごと全部食べる!」と言いだした。
実は昇平、これまでトウモロコシは苦手な食べ物だった。
去年の夏、丸ごと茹でたトウモロコシを出したらば「しょへくん、いらなーい」と言っていて、いくら勧めても絶対に食べなかったのだ。スープやラーメンに入った粒トウモロコシも大の苦手だった。
「ホントに食べられるの? 全部食べられる?」と確認してみたけれど、やっぱり「食べられる! ぼく一人で、全部!」と言い張る。「これ、ぼくの分。こっちお兄ちゃんの分」なんて、2本トウモロコシをとってかごに入れようとするし。(笑)
ならば、ちょっと高いけど投資してみましょうか、とトウモロコシを2本買った。合わせて396円の買い物なり。(^_^;)
わざわざお湯を沸かすのも面倒なので、昇平の目の前で皮をむき、ラップで包んで電子レンジに入れた。
5分くらいチンしてみたら、ばっちり。
昇平にはそのまま塩をふって、お兄ちゃんからは焼きトウモロコシがいい、というリクエストがあったので、グリルでしょうゆを塗りながらちょっとあぶり焼きして。
さて、昇平はちゃんと食べるかな?
食べました。
まだ、かじって食べるということがあまりうまくできないので、親に粒を外してもらいながら、結局本当に1本全部食べてしまいました!
そして、「おいしかった〜!」と一言。
体験を積む、ということは、そして、興味を持ったり空想したりする、ということは、とても力になることなんだな、と親は再認識。
本やテレビの映像の世界も知識はたくさん与えてくれるけれど、自分自身の体験に裏打ちされた知識は、なによりも本人の力になるのだな、とつくづく思った。
さて、トウモロコシが大好きになってくれて本当に良かった。
とすると、ピーマンやナスも、本人に育てさせたら食べるようになるかしら。
なるかしら? なるかしら??
・・・う〜ん。「ぼくのピーマンだよ。おとーさん、おかーさん、おにーちゃん、食べて」なんて他の家族に勧めてきそうだなぁ。(^_^;)
[01/05/28(月) 07:14]