昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
遊ぶ
◎6月23日の記録
リタリン 1回目 8:00 2回目 11:45
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昇平は兄の友だちが遊びに来ると、とても喜ぶ。
一緒に遊べるからだ。
とはいえ、兄の友だちは、ほとんどが兄と同い年。6つも年下の昇平と、まともに遊び相手をしてくれるわけはない。
兄たちがゲームなどで賑やかに遊んでいる様子を、時々部屋に入っていっては眺めて喜んでいる、というのが正確な状態かもしれない。
時には、兄たちのゲームに一緒に混ぜてもらえることもある。NINNTENDO64はコントローラーが4つもあるので、混ぜてもらいやすい。
兄たちに混ざってゲームをする昇平。簡単なゲームなら、けっこう同じようにやれている。一緒に遊ぶときのインストラクター役はお兄ちゃん。すぐに気が散りやすい昇平に「ほら、昇平の番だぞ」なんて声をかけてくれる。昇平が「昇平くんの勝ちだよ!」とか「このゲームがいい」などと、くどくどとくり返し主張していると、「うるせえ!」なんて怒鳴られてしまうこともあるけれど。(^_^;)
こう言うとき、私はできるだけ口を挟まないことにしている。
昇平の遊び方はまだまだ未熟で下手くそだけれど、子ども同士で付き合い方を覚えていくところがあるだろう、と思うから。
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昇平が風呂から上がった後、私がシャンプーをしていたので、主人が昇平の遊び相手をしてくれていた。
初め、布団の上で「こぐまちゃん」の絵本を読んでいたらしいのだが、「まるいのなあに」とか「しかくいのなあに」「あおいのなあに」という文面を見て、「お父さん、一緒に部屋の中で丸いの探そう」と言いだしたのだそうだ。
どんな丸いものを見つけたのかは聞き忘れたが、例えば、しかくいのだったらゴミ箱、テレビ、青いのだったらお兄ちゃんのパジャマ、というように、部屋の中から適切なものを見つけていったらしい。
親に遊びを誘われたのではなく、自分自身でその遊びを思いついて「一緒に遊ぼう」と誘ってきたんだ、と主人は感動していた。
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まだまだ自分ルールで遊びを展開してしまうことも多いけれど、少しずつ皆と遊べることが増えてきた昇平。
保育園でもJくんやSくんと仲良く遊んでいるらしい。
先日は、お帰りの時、一緒に園庭を歩いていたら、教室から友だちが呼んでいた。昇平が持ち帰ることになっていたスケッチブックを教室に忘れていったよ、と呼びかけてくれていたのだ。
昇平はたちまちぱっと振り返ると、すぐに友だちのところに駆け戻っていった。
スケッチブックを受け取って戻ってきた昇平に「今のお友だちは誰?」と聞いたら、「Nくん」と答えた。
友だちの声が耳にはいるようになっている。友だちの名前が覚えられるようになっている。
友だちと仲良くなっていくための下地ができてきているんだな、とつくづく感じたのだった。
[01/06/24(日) 05:38]