昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
OB合宿の話
◎9月16日の記録
リタリン 1回目 8:30 2回目 12:30
デパケン 1回目 8:30 2回目 19:30
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さてさて、久しぶりの更新です。
上記の投薬記録は9月16日のものですが、平日もだいたいこのくらいの時間帯で投薬しています。
リタリンはADHDの代表的治療薬。デパケンは、今回新しく追加になった、てんかんのお薬です。
昇平は、いわゆるてんかん発作こそ起こさないものの、脳波をとったら微弱な発作が認められるということで、デパケンが追加になったわけです。微弱なてんかん発作は、衝動的な行動や多動(はげしい動き)の原因になっている可能性がある・・・ということだそうです。
リタリンもデパケンも、おたふく風邪の間は休んでいたのですが(でも、実は熱のあるときこそ発作が起きやすいので、デパケンは投薬した方が良いのだそうで・・・苦笑)、あのゴルフボールでものすごくかんしゃくを起こした一件とかは一種の発作だったのか、と改めて感じているのでした。
デパケンの効果は少しずつ見えてきたような気もするのですが、おそらく緩効性のお薬なので、効果が目に見えるようになるまでには、もう少し時間がかかるのでしょう。
ただ、副作用とかは今のところないようです。
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さて、ここからが本題。
今回の連休、我々は家族4人で大学時代のサークルのOB合宿に参加してきた。
メンバーは、私と同学年から3つ下の学年までのOB・OG10名とその家族7名(うち子ども6名)。卒業してからもう15年以上OB会報でつながっている関係で、近くに住むもの同士は時々会っていたけれど、中には再開したのが10年ぶりくらいという人もいて、とても懐かしかった。
ただ、懐かしいと言っても、会えばつい昨日別れたばかりのようにまた話ができてしまうような仲間たちなので、時間のブランクはまったく感じなかったのだけれど。ただ、お互いの子どもが大きくなっているのに驚いただけ。(笑)
初日の15日には、福島県南東部の山中にある滝根町(たきねまち)というところへ行った。ここには有名な鍾乳洞があり、隣接して天体観測のできる天文台もある。残念ながら天気は日中から曇り、夜には土砂降りの雨になってしまって、天文台からの太陽観測や夜の天体観測はできなかったのだけれど、代わりにプラネタリウムを見ることができた。
あぶくま洞という鍾乳洞にも入ってきた。ここには4年くらい前にも入ったことがあるのだが、今回新しく見つかった「探検コース」というところを通ってみたら、狭い岩の隙間あり、すぐ足元に水が流れていく場所あり、なかなかスリリングで面白かった。全コース通り抜けて40分程度と、難易度的にも昇平に丁度良かったのだが、お兄ちゃんの方には少しもの足りなかったらしい。「この3倍くらい長かったら良かったのに」と言うものだから、「今度は入水鍾乳洞(いりみずしょうにゅうどう)に入りなさい」と答えた。入水鍾乳洞とは、今回は行ったあぶくま洞のすぐ近くにあり、こちらはわらじやゴム草履を履いて、手にろうそく又は懐中電灯を持って、狭い岩の間や水の中も歩きながら入っていくという上級者コース。いつか私も入ってみたいところなので、今度はお兄ちゃんとこっちに行くことにしようかな。
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昇平は病み上がりだったので体力が心配だったのだが、案外元気で、機嫌も上々。
でも、何かイベントがあるというと興奮してはね回っていた彼が、今回はけっこう落ちついて見えていた。これがデパケンの効果なのか、病み上がりで体が本調子でなかったせいか、そのあたりはよく分からなかった。
鍾乳洞の後は、隣町の小野町にあるリカちゃんキャッスルへ。
これは、あの着せ替え人形の「リカちゃん」のこと。文字通りお城が建っている。(笑)
実はメーカーであるタ○ラのリカちゃん製造工場で、中にはいるとリカちゃんを作っている行程や歴代のリカちゃん人形やその家族友人の人形、オプション、歴史を見ることができるという。要するにリカちゃん博物館なのだ。
中には宝石をふんだんに使ったマリーアントワネットのドレスのミニチュアをまとったリカちゃん人形のような、珍しいリカちゃんも飾ってあったりして、女性とマニアにはとても受けている場所。(笑)
お兄ちゃんと旦那はこういう場所には興味がないので、おもちゃコーナーでゲームに興じていたけれど、私と昇平は、他のメンバーと一緒に中を見学して回った。
昇平、リカちゃんのきれいなドレスや小物をしげしげと眺め、飽きると、オリジナルリカちゃんを作るコーナーに入った。
ここにはいろいろな髪の色や顔のリカちゃん人形とそのドレスがあり、自分の好みで、人形とドレス、靴、帽子、アクセサリー(ピアス)、髪をとかす櫛、人形をたてるスタンドを選び、それを人形に着せたら、リカちゃんキャッスルの認定証(笑)もつけてもらって、袋に入れてもらえる、というもの。ちなみに1体1500円プラス消費税。店で買うよりは割安かもしれない。
さて、昇平はどうしたか?
選んでいましたよ〜! 人形と、ドレスと、帽子と、櫛と・・・と、もう目を輝かせながら!(爆笑)
あわててお金を払って(料金前払い)かごをもらってそこに入れさせたけれど、彼が選んだドレスや靴を見て、ちょっと感心。ちゃんと色が合っているのだ。
昇平が選んだのは、白いブラウスにピンクと水色の花模様が付いたフレアースカート、ピンクの帽子、水色の櫛、彼が選んだ人形は金髪だったのだが(ちなみに、リカちゃんではなくジェニーちゃんのほうだった。料金は同じ。)、ピアスはそれに合わせるように金色。靴だけが赤で、これが帽子と同じピンクだったら完璧だったかもしれないけれど、とにかく、年長児の、しかも男の子にしては、かなりのレベルの選択だった。服自体も派手ではない、清楚なイメージのもので、一件地味だけれど、かわいらしいもの。
昇平はもともとドレスやワンピースが大好きなのだが、これは将来ファッションデザイナーかもなぁ、などと親バカしながら眺めてしまった。(笑)
ちなみに、そのコーナーにいたのは女の子とその親ばかり。男の子で人形を作っていたのはうちだけだった。(当然か。笑)
昇平は、宿に泊まったときにその人形で遊んでいたが、ひとしきり着せ替えした後は(着替えも1着買った。・・・実は、ジェニー人形は私も大好き。爆笑)なにやら闘いごっこになっていた。
闘うジェニーちゃん? うーむ、ヒロイン戦士の世界だわ。(笑)
やっぱり遊びそのものとしては、男の子の遊び方になるんだな、と思ってしまった。(^_^;)
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今回の最大のネックは、一行の中に1歳半の小さな子がいたということ。(^_^A
小さな子はどうしたって環境の変化などでぐずぐず泣くことが多い。
そのたびに、昇平は興奮して、その子のそばに飛んでいき、子どもの母親(つまり私の後輩)に殴りかかっていく、という行動をとってしまう。
皆、昇平のことはよく承知してくれているので、そのたびに昇平を止めてくれたり、なだめてくれたりしていたが、結局は自室で静かに遊ばせておくのがいちばん落ち着いていた。
ちなみに、お兄ちゃんも知らない人の中にいるのは苦手な子なので、二人で部屋でテレビを見たり遊んだりしていた。う〜む、似たもの同士の兄弟ね。(^_^;)
でも、それ以外はおおむね落ちついて、楽しく過ごすことができた。
翌日に行った「うつくしま未来博」は、会期終了が近づいていることもあってものすごい人。
あとで知ったのだが、この日の入場者数は5万人以上。博覧会会期中でも5本の指に入る人出だったのだ。
どこも行列、人人人。
混雑は先日のディズニーランドで体験してきたばかりだが、こちらにはアシスタンスカードもないし、下手にガイドブックを見せて「このアトラクションに行きたい!」と言われたら、混雑で入れなかった時に困ると思って、子どもたちにガイドブックも見せなかった。
だから、楽しみ方としては今ひとつだったかもしれない。
それでも、人のあまり多くなかったエコファミリーパークでスタンプラリーをして、10分待ち程度で入れるところを2箇所ほど回ってきた。
未来博を見てきた、というステイタスはついたかな?(笑)
帰路についたら、昇平が「楽しかったね。また行こうね」と言った。
ほんとだね。
未来博はもう終わりだけれど、またお父さん、お母さんのお友だちと一緒に旅行に行こうね。
その頃には、もう、泣き声も平気になっていると良いな・・・。(笑)
[01/09/18(火) 07:23]