昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

ペアレント・トレーニングとことばの教室・4

◎9月27日の記録

 リタリン  1回目 8:00  2回目 12:00
 デパケン  1回目 8:00  2回目 19:30

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午前中「とーます」(えじそんくらぶ福島ADHDの会)の例会があった。
中田先生に例のペアレント・トレーニングのアンケートに寄せられた結果をお渡ししたら、インターネット上ではああいう質問形式でトレーニングを進めていくのが良いかもしれない、というお話で、先生が新たに日本人向けに作ったというアンケート(というより、本当はQ&A)を配布され、さっそく全員で解答してみた。前回よりも状況が分かりやすくて答えやすい。
これは、解答して正解と照らし合わせることで、子どもにとって適切な対応は何かを学んでいく、というトレーニング。今回のものもホームページに載せて良いという許可を先生からいただいたので、近いうちにアップしたいと思っている。
実際に集まってディスカッションしたり講義を聴いたりすることができないネット上では、こういう形でのトレーニングが有効かもしれない、と私も思う。

第一回目のアンケート(トレーニングのためのQ&A)をやってみたいとお思いの方は、「しましま島」のインデックスページからどうぞ。
   http://village.infoweb.ne.jp/~asakura/adhd.htm

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さて、午後からはことばの教室の指導。
福島市から戻って保育園へ迎えに行き、また隣町の教室まで引き返す。ああ、疲れた。(苦笑)

いつもなら、ことばの教室は午前中で、終わってからまた保育園へ戻るのだが、今日はおたふく風邪でキャンセルしていた分の変わりだったので、指導時間が午後2時半からに変わっていた。
そうしたら、昇平は本当に2時半に迎えに来るのかどうか不安で、一日中保育園で泣いて暮らしていたらしい。本人、ことばの教室も早いお迎えも大好きなのだが、私が充分に説明しておかなかったので、確信が持てなくてとても心配したらしい。担任からも、今度から早いお迎えの時には担任だけにその旨を伝えて、昇平くんには教えない方がよいかも、と言われてしまった。どれほど一日中心配していたことやら。かわいそうなことをしてしまった。

ことばの教室での指導は、とても楽しそうに受けていた。
時間的にリタリンが切れかかる時間帯に当たっていたのに、集中力も悪くはなく(と言っても、かなり頻繁によそ事に気がそれていたようだが)、勝手に出歩いて目についた教材に手を出すようなこともなく、苦手なことばでの質問にもがんばって答えていたようだった。
椅子から離れて出歩いたり、他の教材に目移りしたりすることがほとんどなかったのは、やっぱりデパケンの効果なのかもしれない。全体にかなり落ちついているように見えていた。

今日やった内容は、紙芝居とことばの絵本と絵の順列だったらしい。
私は室外からマジックミラー越しに覗いているので声はほとんど聞こえないのだが、それでも、昇平がことばそのものはよく知っているのが見て取れた。一方で苦手なのはことばによるやりとり。質問されるとどう答えて良いのか分からなかったり、説明を求められて答えが作れなかったりしていた。
絵の順列はだいたい出来ていたようだったな。

指導の後、最初に約束していたままごと遊びを、先生と一緒にする。
昇平が作る人、先生が食べる人。
昇平はまずままごとセットをきちんと並べることに集中。先生がせかしても、それが終わるまでは遊びを始めない。(というか、並べることがすでに遊びの一部なのだけれど。)
きちんとセッティングできたら、おもむろにお料理開始。野菜を切ったり、お肉を切って炒めたり。でも、ここでも手順をこなすことが大切で、いくら先生が「まだー?」「お腹すいちゃった」と言っても「まだ」「待っていて下さい!」と言って、焦ろうとしない。
やっと出来上がったお料理をお皿にのせて、先生に差し出す。
まだまだ人とのやりとりも未熟だなぁ、とつくづく感じながら見ていた。
それでも、ああやって役割分担をしてままごとをするようになっただけ、前から比べたら進歩なのだけれど。

指導の後、先生との面談。
来年普通学級を考えていることを話したら、やはりT.T.制(複数担任性)などの配慮が昇平には必要だろう、という話をされた。
その問題も含めて、今後のことをいろいろ考えさせられた今日の指導だった。

[01/09/28(金) 05:44]

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