昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

お見舞いに行く

◎10月6日の記録

 リタリン  1回目 7:30  2回目 12:00
 デパケン  1回目 7:30  2回目 19:30

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お兄ちゃんの担任の先生が入院したので、クラス委員長の私は副委員長と一緒にお見舞いに行ってきた。
土曜日の午後なので、昇平も一緒。
病院へお見舞いに行くと聞かされて、最初から乗り気でなかったのだが、家にひとり留守番させるわけにもいかなかったので、連れていったのだった。

昇平は、終始「もう夕方?」と確認し続けていた。
せっかくの土曜日の午後がお見舞いだけで終わってしまうことが嫌だったらしい。また、病院という場所に不安もあったようだ。・・・東京ディズニーランドでシンデレラ城ミステリーツアーに入って以来、大きな病院もモンスターのいるお城に見えるらしいのだ。う〜む、思わぬ影響だったな。(^_^;)
というわけで、病院でも早く帰りたくてしかたのない昇平。
先生の病室でも「もう夕方?」「もう帰る?」を連発する。
お絵かきさせたり、本を読ませたりもしていたが、あまり持たず、隣のベッドの患者さんを覗きに行って母に注意されたり。
む〜・・・やっぱり、この人は病院に連れてくるには向かないわ。

先生は思いの外快復なさっていて、ベッドに座って話もできるくらいお元気だった。
昇平のことは二者面談のときに話してあったので、冗談混じりで「来年はこれが一年生ですから、校長先生の頭痛の種をまたひとつ増やしてしまいますー」と言うと、「いや、大丈夫でしょう」と先生。
でも、さりげなく昇平に話しかけて、その反応の様子や返事のしかたをチェックしていた。
昇平、質問されても一度目は知らん顔。(気がつかなかった?)
二度目に、もっとはっきりゆっくりと質問されると、ちらっと先生を見て、ほんの一言短い返事。「え? なに?」ともう一度聞き返しても、あとはもう二度と言わない。ただ、母にはなんと答えたか分かったので、それを教えたけれど・・・。

よその人に話しかけられたときは、とにかくこの調子なのだ。
質問されても声をかけられても返事をしない。返事をしても、早口&低い声の短いことばなので、相手になかなか聞き取れない。そこで「え? なんて言ったの?」と聞き返すと、あとはもう答えない。
これはもうずっと長いことこの調子。
はぁ。
家ではうるさいくらいにいろいろ喋って、家族とは質問の受け答えもいろいろできるようになったし、特に母とは自然なやりとりができるようになってきたのに。自分のことも自分から伝えるようになってきて、表現も豊かになってきているのだけれど。
どうして、それが外では出てこないんだろうなぁ〜・・・。
疑問だわ。

[01/10/07(日) 05:47]

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