昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

居残り保育の土曜日

◎10月20日の記録

 リタリン  1回目 8:00  2回目 12:00
 デパケン  1回目 8:00  2回目 19:00

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土曜日はいつもなら半ドンでお迎えなのだが、小学校のPTAの集まりがあったので、夕方まで居残り保育になった。

前の晩からその話はしてあったのだが、朝になったら昇平のごねること、ごねること。
「ぼくは、早いおむかえが好きよ。早いおむかえがいいと思う!」なんて泣きながら怒って、果ては、たまたまそこにあった碁石をつかんで「お母さんのうそつき!」とどなりながら部屋中にばらまいていた。ちなみに、この行動は「クレヨンしんちゃん」の真似っこ。たぶん、今の心情にぴったり合うなぁ、とか感じながらやっていたと思う。(^_^;)
こちらも負けずに「お母さんは昨日からお迎えにいけないって言っていたもの、うそつきじゃないでしょ!」なんて応戦したりして・・・はは、大人げないね〜。(^o^A 
とはいえ、「共感の公式」を使っても納得しなかったので、無視して(計画的無視)、だっこしてヨシヨシして、もう一度無視して、話し合いをして、本人の口から、夕食に好きなものを作るという交換条件が出てきて、ようやく一件落着したのだった。
でも、以前なら、迎えが遅くなると言ってもまるで平気だった昇平が、こうしてすごく嫌がるようになり、それをなんとか腹に収められるようになってきたのだから、大人になったなぁ、と思う。

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さて、それで保育園ではどうだったかというと、ちゃんと落ちついて過ごしていられたらしい。
いつもの土曜日なら、朝から何度も先生のところに「今日は早いおむかえ?」「ならんで座る?(定時降園の子たちとホールにならんで座ってお迎えを待つのか、という意味)」と確認に行き、早々と帰る準備をして、そわそわと過ごすらしいのだが、今日は普通でいられたという。
ただ、他のお友だちの中に「今日は早いお帰りだよ!」と嬉しくて何度も言う子がいて、それを聞くとちょっと泣き出しそうになっていたので、そのお友だちには「昇ちゃんが悲しくなるから、あんまり言わないでね」と先生が言ってくれたとか。お友だちもちゃんと分かってくれて、その後は早いお帰りを口にしなかったらしい。

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土曜日の午後に残る子たちはひとつのクラスに集まって過ごすので、昇平も小さな子のクラスでお昼寝をした。
大きな泣き声が何より苦手な昇平は、赤ちゃんが泣き出すと反応して手を出しそうになったらしいが、先生がすかさず「昇ちゃん、赤ちゃんかわいいでしょう?」と言って、逆に差し出してくれると、落ち着きを取り戻して頭をなでなでしていたらしい。
先日も同じようなことがあったそうで、クラスに数人の赤ちゃんが連れてこられたとき、初めこそ泣き声に耳をふさいでいたが「かわいいでしょう?」と差し出されたら、すっかり気に入って、頭をなでていたのだという。ちなみに、男の子より女の子の赤ちゃんの方が好きだと昇平は言っていたらしい。なんとなく、納得するなぁ。・・・おとなしくてかわいい子が好きなんだよね。(笑)
こうやって慣らしていくと平気になるかもしれませんね、と先生が笑っていっていた。

また、大泣き&長泣きするので昇平が苦手にしている、クラスのA子ちゃんとの関係も、少しずつ変化が出てきているらしい。
その子が泣くと昇平が反応して、周りの人をつねったり叩いたりするのだと、クラスの子どもたちが覚えて、A子ちゃんが泣き出した! というと、昇平の周囲を他の子たちがぐるりと取り囲み、昇平が彼女の方へ飛んでいかないようにブロックしてくれるようになったそうなのだ。「昇ちゃんは関係ないんだよ」「行かないの」と言いながら。ときには、昇平の手や体をつかんで押さえてくれたりもするらしい。そうすると、昇平のほうでも、先生に押さえられるより早く落ちつくようだ、という話だった。
ありがたくて、ありがたくて、もう涙が出るくらい嬉しい話だった。

A子ちゃん自身も、泣き出して昇平が飛んでくると、「昇ちゃんはこっち来ないでよー!」なんて言うようになったらしい。たぶん、これまでは泣き出すと自分自身の感情のことだけで一杯になっていたのだろうけれど、昇平が反応して他の子を攻撃すると分かって、少しずつ周囲に目がいくようになってきたのだろう。
昇平とA子ちゃんと、お互いに、ある意味ではよい影響を与えあっているのかも、と先生と話し合った。
A子ちゃんは、泣き出すと激しいけれど、普段は面倒見の良い優しい子。昇平とも気が合うところがあるらしくて、けっこうよく遊んでいるという。
こんなふうにして、少しずつ二人で成長していくのかもしれないなぁ。

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夕方、約束の時間より少し早くお迎えに行くことができた。
夕食は、約束通り、昇平が食べたがっていた「ミノムシの天ぷら」。(笑)
いや、本物のミノムシを揚げるのではなく(気持ち悪い〜! 笑)、エビに糸をつけ、そうめんや人参の細切りをつけて天ぷらにしたものを「ミノムシの天ぷら」と称して漫画『クッキングパパ』で紹介していたので、昇平はそれを作って食べてみたくてしかたなかったのだ。
昇平も、そうめんを折ったり、人参を切ったり、エビに衣をつけて油に入れたりと、一生懸命お手伝い。
ミノムシをつるす木の枝も、割り箸と緑の色紙を預けたら、自分で工夫して作ってきた。
手のかかる料理だったので、夕食が30分くらい遅くなってしまったのだが、そのあたりは他の家族に勘弁してもらった。(^_^;)
夕食では、ミノムシ天ぷらをつるした枝をコップにたてて、自分の前に置き、箸で一個ずつ、いや、一匹ずつ取っては、満足そうに食べていた昇平だった。

[01/10/21(日) 06:05]

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