昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

回復

◎11月17日の記録

 リタリン  1回目 −−  2回目 −−
 デパケン  1回目 9:00  2回目 21:00

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朝、9時近くまで寝ていた昇平。
目を覚ましても、まだかなりだるそうだったが、開口一番「お茶漬けおかゆが食べたい」と言う。これは、掲示板の常連さんから教えてもらったレシピで、さっと煮たおかゆにお茶漬けの素をまぜたもの。これのおかげで、おかゆ嫌いの昇平もなんとかおかゆが食べられるようになったのだった。

さて、お茶漬けおかゆを食べ終わった昇平、今度は「そうめんが食べたい」と言い出す。様子を見ながらそうめんを食べさせると、今度は「オムレツが食べたい」。
食欲が出てきたらしい。ひとしきり、消化の良さそうなものをあれこれ食べると、顔色も良くなって、すっかり元気になった。
熱も36℃台に下がったし、どうやらもう大丈夫らしい。
子どもは回復が早いなぁ、と感心しながらも、ホッとしたのだった。

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元気が出てきても、風邪の薬は飲ませているので、リタリンだけは休薬する。
中枢神経に働きかける成分が含まれているので、リタリンとの併用は厳禁なのだ。(以前、知らずに一緒に飲ませてしまったら、昇平がものすごくハイになって、びっくりしたことがある。以来、薬をもらうときには必ず医者に内容を確認するようにしている。)
おかげで、昇平の行動は「とりとめのない」状態。
あれをしたい、と言いだしたと思うと、次の瞬間には別のことを思いついて、これがやりたい、と言いだし、あれが食べたいと言っていたと思うと、すぐにこれが食べたい、と言いだし・・・。次から次へと要求が出てくるのに、ひとつとしてそれが持続しない。おかげで部屋の中はアッという間にモノの洪水状態。
将来はリタリンなしで生活できることが目標なのだけれど、これを見る限り、今はまだ早いなぁ、と思う。(^_^;)

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しかし、昇平は自己主張が本当に強くなった。
母が仕事などで出かけることを、ものすごく嫌がるようになった。
この日も午後から小学校のPTA委員会の仕事があって、どうしても出かけなくてはならなかったのだが、母にすがって「行くな!」と言い、「お母さんのバカ」と母を拳でたたき、「ぼくも一緒に行く」とついてこようとした。
お兄ちゃんがいるから。もうすぐおばーちゃんも帰ってくるからね、と言っても聞く耳持たず。
そこへ本当におばーちゃんが仕事から帰ってきたが、「おばーちゃん、やめろ」などと言って、おばーちゃんとの留守番を拒否する姿勢。
ところが、おばーちゃんが百円ショップで買ってきた『でかでか折り紙』というのを見せて、「これで一緒におばーちゃんと遊ぼう」と誘いかけたら、とたんに機嫌がころりと変わって、一緒に家の中に入っていった。
おばーちゃん、本当にありがとう〜。(;_;)

子どもにはこういう時期が必ずある。
普通はもっと幼いうちに来るものだけれど、昇平は6歳を過ぎて、いまようやくという感じだ。
これからしばらく、留守番や保育園の居残りを嫌がることが続くだろう。
親としては大変だけれど、これも大切な成長の一過程だから、なんとか一緒に越えて行くしかないな・・・。
小学校へ向かう道すがら、そんなことを考えた。

[01/11/18(日) 07:29]

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