昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
「5枚だけだから大丈夫だよ」
◎11月21日の記録
リタリン 1回目 8:30 2回目 12:00
デパケン 1回目 8:30 2回目 21:00
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夜、布団を敷いていたら昇平が来て言った。「ぼく、お花見やりたいなぁ」
彼は今、『クレヨンしんちゃん』のビデオにはまっている。そのなかに、野原家が花見に行く準備をしている作品があったのだ。
「そうだね、お花見行きたいね。でも、お花見は桜の花が咲く春にするものだから、春になったら行こうね」と答えると、「今すぐお花見したいな」「お花見ごっこしよう」と言い出す。
昇平が「折り紙で桜の花びら作ろう」と言い始めたので、母はあわてる。「桜の花びらをばらまくと部屋が散らかるから、お母さんはやりたくないなぁ」
すると、昇平、さらりとこう言った。
「桜の花びら、5枚だけだから大丈夫だよ。貼ってひとつにするから」
・・・はい?
・・・・・・今、なんておっしゃいました?
母の気持ちを受けとめて、それを説得したわけ?
自分がこれからどういうことをしようとしているのかを説明して??
どうして、そんな高度なことが急にできるようになったの!!?
さらに昇平は、折り紙の本を広げて「ほらこれ」と見せてくる。
そこには、折り紙で折った花びら5枚を組み合わせて作る、桜の図・・・。
ははぁ、なるほどね。これなら確かに散らからないわ。
というわけで、昇平と一緒にピンクの折り紙を使って桜の花を作った。
それを壁にセロテープで留めて、その下でままごとセットを広げて、お弁当作り。
とても楽しいお花見ごっこができた。
それにしても、昇平の最近の変化には時々本当に驚かされる。
少しずつ変わってくるのではなく、いきなり変化がやってくるから。
人との関わり方が、以前とは変わってきている。
それだけは、どうやら確からしい。
[01/11/22(木) 07:07]