昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
人と関わる気持ち
◎11月28日の記録
リタリン 1回目 8:20 2回目 12:30
デパケン 1回目 8:20 2回目 19:00
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保育園の連絡帳に、こんなことが書かれてきた。
この頃、ブロック遊びなどでお友だちとの関わりが増えた中、「もういいかい」と昇ちゃんの声。私の耳には初めてのことばが聞こえてきました。
かくれんぼ。それも、いつもはSくん、Jくんと遊んでいたのに、今日はCくん、Hくん、Mくんと遊んでいました。友だちの幅も広がっています。
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夕食時、皆で鍋物を囲んで食べていたら、おじいちゃんだけ食べていないのに、昇平が気がついた。
「おじーちゃーん、鍋を食べてくださーい。おじいちゃんも、鍋を食べてくださーい!」
一生懸命、鍋物を勧めていた。
家族の動向に気がつくようになった。また、皆に同じようにしてほしい、という気持ちも出てきている。
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同じく夕食時。鍋物を食べて暑くなったお兄ちゃんが
「あ〜、暑い。台所のドアを開けておきたいくらいだよ」
すると、昇平、さっと椅子から降りて、本当に台所のドアを開けに走った。
本当に開けてしまうと寒くなってしまうので、お兄ちゃんがあわてて「いいよいいよ、閉めておいて」と言うと、またドアを閉めて、席に戻った。
その様子に
「俺の言うことは全然聞かないのに、兄ちゃんの言うことはよく聞くんだよなぁ
と苦笑いのおじーちゃん。
でも、それはたぶん、違うな。今の昇平なら、おじーちゃんの言うことでもきっと聞き取って、その通りにしてあげようと思うに違いない。
本当に、これはここ数日の間の変化なのだから。
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夕食後。「おかあさーん、いっしょにおままごとしようー!」
昨日、タクシーごっこで盛り上がったから、また同じ遊びをリクエストしてくるかと思ったら、自分から別の遊びを考えついてきた。やっぱり、人と関わりの持てる遊び。
「パーティごっこしよう」と母が招待状を作ったら、「お兄ちゃーん、しょうたいじょうですよー!」と兄も巻き込んでしまった。
その日のおままごとは、母と兄と、カービィのぬいぐるみの4人で。
小さなテーブルにさまざまな料理を並べて、ごちそうパーティ。
お兄ちゃんは、いまさらおままごとなんて、という調子だったが、昇平はとても嬉しそうだった。
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確かに、昇平の中で人と関わる気持ちが動き始めている。それも急速に。
人のことばや行動に、敏感に気がつくようになってきた。
相手の言うことばを理解して、それに合わせた行動をしようという気持ちが伸びてきた。
一緒に遊ぶのが楽しい、という心も育ってきている。
ようやく今、昇平の社会性は伸び始めてきたようだ。
[01/11/29(木) 05:56]