昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

最近の様子

◎12月5日の記録

 リタリン  1回目 8:30  2回目 12:30
 デパケン  1回目 8:30  2回目 19:00

   ☆★☆★☆

最近の昇平の様子を、思いつくままに。

   ☆★☆★☆

寝る前に母に絵本を読んでもらうのを楽しみにするようになってきた。
今までは本の中の一場面や一部分を気に入っていたり、本文のリズムや言い回しを気に入っていたりしたのだが、この頃では完全にストーリィと場面を理解しながら見ているのが分かる。
それと同時に、次のページ、次のページと焦って進もうとすることもなくなった。
現在、彼が楽しめるのは年中向け程度のものだけれど、それにしても、理解力が上がってきたな、と思う。
最近で一番ヒットした絵本。馬場のぼる 「11ぴきのねこ」。

   ☆★☆★☆

保育園にお迎えに行ったら、みち子先生に教えられた。
「最近、昇ちゃんはJくんが本当にお気に入りなんですよ。もう、いつでもどこにいても『Jちゃん、Jちゃん』って言って、べったりなんです」
おお、それは♪
でも、ふとJくんの気持ちの方も心配になって聞いてみた。
「Jくんの方はどうですか? 昇平にあまりしつこくされすぎて、イヤになっているようなことはないですか?」
「ああ、Jくんの方でも、集中してみたいテレビなどがあったりすると、『ん、ん、今はダメ』なんて適当にかわしているので、大丈夫ですよ」
よかった。

ついに、特定の仲良しのお友だちができたんだね、昇平。
お友だちと一緒に過ごす楽しさを覚えたんだね。
これを足がかりにして、友だちの世界が広がっていくと、もっともっと楽しくなるね。(^^)

   ☆★☆★☆

注文していた子ども用包丁が届いたので、さっそく料理をしたがる。
夕飯の支度を一緒にする、と言うので、酢豚に使う野菜を切ってもらった。
包丁についてきた「切り方のいろいろ」という紙を目の前に広げ、それを参考にしながら切る昇平。
おかげでピーマンは千切りに、人参は色紙切りになってしまったけれど、包丁の切れ味がよいこともあって、なかなか上手に仕事ができた。
ついでに、親指もちょいと切って、涙する場面も。(^_^;)
でも、そうやって包丁の使い方を覚えていくんだから、痛い思いをするのも勉強のうち。
カットバンをしっかり貼ったら、それでもう気持ち復活して、また切り刻み始めていた。
ピーマン、人参、玉ねぎ、しいたけ、鶏の唐揚げ(うちでは時間短縮のため、よくこれを使う。だから本当は「酢豚」ではなく「酢鶏」。笑)・・・全部材料を切って、満足して部屋に戻っていった昇平だった。

ちょっぴり怪我はしたものの、包丁を使っているときには真剣に集中していて、気持ちがめったにそれないのは、大したものだと思う。

   ☆★☆★☆

あまり調子の良いところだけ書いていては、フェアじゃないので、相変わらずのところも。
とにかく彼は散らかす!
夕食後、二階に上がっていったら、部屋の中が台風通過後状態。
「お母さん、一緒に遊ぼう」と言うので、「これを片づけてからね」と言う。

今回の散らかりの原因は、主に、お道具箱や籠にしまってあった『こどもチャレン○』の付録の教材。
目的のものを探すうちに、他の教材に目がいってしまって、片っ端から出していったらしい。
台所で使う透明なチャックバックを持ってきて、そこに名前を書きながらしまっていくことにした。
「すごろく」とか「音のでるクイズマシン」とか。
ところが、それをやりながらも、また1つ1つに興味を引かれて、出しては眺め始めるものだから、時間がかかるかかる。(苦笑)
全部片づけ終わるのに小一時間。とうとう一緒に遊ぶ時間がなくなってしまった。やれやれ。
これで少しは散らからなくなると良いのだけれど・・・次のものを出すときに、まず初めのものを袋にしまう、ということが徹底しないと、結局はまた同じことになるんだよね〜。(^_^;)

ついでに、母がバレーの練習に言ったお兄ちゃんを迎えに行っている間に、修正液(ホワイト)でタンスとこたつの上にらくがきをしていたし、「紙を床に縫いつけたんだ」とか言って、紙をカーペットの上に糊でべったりと貼り付けていたし。
相変わらず、何をしでかすか分からないところは多々ある。
はぁ。(苦笑)

   ☆★☆★☆

彼はみそ汁が嫌い。
どうやら、味噌の味がイヤらしい。
みそ汁が食事についてくると「キライ」「食べない」と毎回大騒ぎする。

この夜は、ことばを1つ1つ区切りながら「ぼ・く・は・み・そ・し・る・キ・ラ・イ・よ」とリズムをつけながら言っていた。(普通に言っては、母に「ダメ」と拒否されると分かっていたから?)
そこで、「キ・ラ・イ・だ・け・ど・が・ん・ば・っ・て・た・べ・ま・す」と言ってやったら、「はーい」と素直なお返事。 おや?
そうかぁ。キライなのを認めた上で、でも頑張って食べるのが偉いと言ってもらうと、すんなり受け入れられるんだ。
本当に、頑張ってみそ汁を全部食べたので、「みそ汁が好きな人が全部食べるのは、このくらい偉い。でも、みそ汁嫌いな人が頑張って全部食べたのは、こ〜〜〜〜〜んなに、偉い!!」と手で高さを示しながら言ってあげたら、笑って大喜びしていた昇平だった。
食べ終わりまでに時間がかかって、予定時間はオーバーしたけれど、この日のシール表には特別ごほうびの赤シールを貼ってあげた。

[01/12/06(木) 05:49]

[表紙][2001年リスト][もどる][すすむ]