昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

WISC-R発達検査

◎2月25日の記録

 リタリン  1回目 7:30  2回目 12:30
 デパケン  1回目 8:00  2回目 19:00

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昇平は去る2月9日に、M病院でWISC-R発達検査を受けてきた。
WISC-Rは一昨年の12月に引き続いて2回目。1年2ヶ月の間が空いたが、ほぼ1年分の成長の確認をすることができた。

前回もそうだったが、私は昇平のWISC-Rの検査結果を公開している。
あらかじめ言っておくのだけれど、決して「見せびらかしたい」とかいう気持ちからではない。
誰だって、我が子の知能指数を・・・それも、どう見たって『問題有り』のデータを人目にさらすのは嬉しいことではないのだから。
ただ、私は、そうすることでそれを見た人たちの中から、今後に役に立つ助言を得られるような気がしているのだ。
前回もそうだった。
そうやって受けた助言のメリットは、検査結果を公開したデメリットをはるかに上回っていた。
また、皆にありのままの昇平を見てもらいたい、という気持ちもある。
私の目のフィルターを通した昇平の姿ではなく、数字のデータになった昇平は、また別の意味合いを読む人に伝えることもあるだろうと思うから。

前置きが長くなったが、以下は、検査結果のプロフィールからの全文引用。

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氏名:朝倉昇平  C.A.:6才5カ月
言語性IQ:85  動作性IQ:123  全検査IQ:103


【プロフィール】(最低値1〜最高値19、平均10)

・言語性検査
 知識:6 類似:7 算数:7 単語:8 理解:10 数唱:10

・動作性検査
 絵画完成:15  絵画配列:15  積木模様:19  組み合わせ:12  符号:14


【検査者のまとめ】

全検査IQ109と、知的水準は平均レベルにあたる。しかし、言語性IQ85・動作性IQ134と動作性が優位にあり、著しい差異が見られる。(著者注:動作性IQと全検査IQの数値が、データとして出されている分とコメントとで違っている。どっちが正しいんだろう? 診察の時には気がつかなかったので、次回の診察で先生に確かめてみようか・・・まあ、どっちにしても昇平の特徴としては変わりはないのだけれど。笑)
各下位検査間を見ても、特に動作性について大きなばらつきが認められ、知的能力のアンバランスさが伺える。

言語性能力について、pt.(被験者)の能力内で高いものとしては聴覚的短期記銘力と常識的・社会的判断力が挙げられ、平均レベルに達している。一方で低いものとしては、一般事実についての知識量が挙げられ、興味・関心の狭さが伺える。検査中も、興味のあるものには熱心に取り組むが、そうでないものに関しては諦めが早い傾向にあった。

動作性能力については、前述したとおりばらつきが大きいが、全体的な能力は優秀なレベルにある。pt.の能力内で高いものとしては、模倣的構成能力が挙げられ、もっとも優れたレベルにある。また、視覚的観察力、場面認知力が高くなっていることから、視覚的認知力が優れており、視覚的な刺激からの文脈の理解は良いものと思われる。
pt.の能力内で低いものとしては部分間を予測する力が挙げられることから、細部にわたって見ることは得意だがそれを全体としてまとめ上げる力については不得手であると予想される。


検査室への移動・入室はスムーズで新しい環境でも十分力を発揮できるものと思われる。
多動傾向は強く、検査開始から30分程度で落ちつきなく歩き回っていた。
興味ある物へのこだわりが強く切りかえが困難だが、片付けの箱を用意するなど終わりを物で告げ、自己完結できるように促すとスムーズに切りかえられるようだった。

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前回の検査でも思ったことだが、コメントで言われていることは、まったくもって、本当に「その通り!」。(笑)
言語性IQが低く、動作性IQが高く出るだろうことも予想済み、というか、当然のことと思っていた。
が、前回にもまして言語性と動作性の格差が広がっていたのには、思わず笑ってしまった。

平均IQが前回より高くなったのは、動作性IQの数値が伸びたことに起因している。
特に伸びたのは絵画配列の数値。つまり、場面の理解が良くなったのだ。
思い出してみれば、確かにその通り。
場面の理解が良くなったから、いろいろな活動に参加できるようになったし、やたらとパニックも起こさなくなった。お友達との関わりも増えてきた。先日のお遊戯会でもばっちりやり遂げた。
日頃感じていた成長が、そのまま数値にも表れてきたので、「やっぱり」と満足のいく想いだった。(笑)

模倣的構成能力は前回と同様、最高値。
この能力があるから、本を見ながら難しい折り紙を折る、なんてこともできるのよね〜。
ゲームや漫画のシーンを覚えていて、自分なりにアレンジしながら絵に描くのも得意。
将来はこっちの能力を生かすことになるのかも。(笑)

言語能力も、前回よりは少しずつ伸びていた。
足踏みしていたのは、知識と算数だけ。
ことばの能力としては、平均よりはずっと劣っているものの、1年分はちゃんと成長していたことになる。
これに関しては、今後、会話の能力が上がるにつれて、知識なども増えていくでしょう、と主治医から説明された。
人と関われるようになってくれば、興味・関心の狭さも改善されてくるでしょうし・・・と。

結局、私たち家族としては、昇平を家族の一員として扱いながら、できるだけ積極的に会話をするようにして、本人の言語能力が伸びてくるのを待つ、ということになるのだろう。
本人に分かりやすい言い方をしながら。
でも、もうすでにそれは始まっているわけだから、特に今までと違うことをする必要はなさそうだな、と思っている。
保育園でも、お友達と関わって、遊びながら会話もずいぶん出てきているようだし。
こちらも、このままお任せして置いて良さそうだ。(^_^)

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このプロフィールは、すぐにコピーして保育園の担任にお渡しした。
少しでも保育の参考になるように、と。
これから、小学校用の個人ファイルも作るつもりなので、そこにもはさんでおくつもり。
旦那とは夜、結果を見ながら話をした。おじーちゃん・おばーちゃんにも近いうちに要点をまとめて、教えておこう。
検査の結果は、数字がすべてではない。
それを子どものためにどう活用するか。そこが一番大事なのだから。

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最後に、参考までに前回のWISC-R発達検査のデータも載せておく。

氏名:朝倉昇平  C.A.:5才3カ月
言語性IQ:82  動作性IQ:112  全検査IQ:95

・言語性検査
 知識:6 類似:6 算数:7 単語:5 理解:7 数唱:9
・動作性検査
 絵画完成:12  絵画配列:8  積木模様:19  組み合わせ:10  符号:10

[02/02/25(月) 23:59]

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