昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

学校の授業

小学校に入学して2週間が過ぎた。

初めの1週間は学校生活になれることが目的だったので、学習はほとんどなかった。
今週も、まだまだ新入学・新学期に関する行事は多かったが(交通安全教室とか授業参観とか)、それでもぼつぼつ科目学習が始まるようになった。

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ゆめがおか学級の時間割は、基本的に毎日同じになっている。

 1校時目・・・国語
 2校時目・・・算数
 3校時目・・・学級活動や体育、図工
 4校時目・・・生活科と日常

このなかの、4校時目にある「日常」というのは、要するに給食の準備。
ADHDっ子たちは、支度をするのにものすごく時間がかかる。
だから、4時間目の後半を使って給食着に着替え、食缶を受け取りに行き、配膳するのだ。
これでだいたい普通の給食の時間くらいに食べ始められるらしい。
昇平も、入学早々給食当番をして、給食着を洗濯に持ち帰ってきた。ゆめがおかは人数が少ないから、みんなずっと給食当番なんだろうな。
1年後、どのくらい配膳がうまくなっているか、今から楽しみだわ♪

国語や算数の学科授業が1,2校時目に置いてあるのは、子どもたちの集中時間を考慮してのこと。
ADHDっ子たちは昼近くなってくるとどうしても疲れてくるし、うちのようにリタリンを飲んでいると(注:リタリンとはADHDの治療薬のこと。そのうち日を改めて説明します。)昼頃には効き目が切れて集中力がなくなってくるので、頭のすっきりしているうちに、学科学習はすませてしまおう、という考えらしい。
なかなか良いやり方だと思う。
毎日同じ時間割だと、子どもが忘れ物をする確率も下がるし。

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ゆめがおか学級は、現在1年生から5年生までの複式学級なので、どうやって同じ科目を学習させるのか興味津々なのだが、そちらの方はこの後の授業参観を楽しみにしていてください、と森村先生から言われている。(笑)

ただ、昇平のノートを見てみると、国語のノートには自分の名前やクラスのお友だちの名前が練習してある。中には、先生が漢字で書いてくれた自分の名前をなぞったところもあって、「かんじのなまえをはやくおぼえたいんだね。とてもじょうずです。」と先生のコメントが書かれていた。きっと、「漢字の名前も書きたい! 先生、お手本書いて!」と昇平が言ったのだろう。(家でも時々、そんなことを言うので)
お友だちの名前を書いたページには「はやくおぼえてね」というコメント。
そうそう。早くお友だちの名前を覚えるんだよ。そうすると、活動が広がってくるからね。(^_^)

算数のノートにも、1から10までの数を書いたほかに、一桁+一桁の足し算の問題も8問ずつ書いてあって、足して10になる数までの足し算をやっていた様子。ちなみに、昇平は100点をもらっていた。昇平、算数はけっこう得意なのだ。
足し算をやりながら、満足そうな表情をしている昇平の顔が思い浮かんだ。(笑)

実際のところ、昇平は通常の1年生よりも国語も算数も少し先を行っている。
(ただ、教科書を使っての本読みとか、そういう取り組みにはまだ入っていないかも。)
これは、まわりにいる上級生の学習内容に触発されたからだそうだ。
複式学級というところは、なかなかおもしろい学習ができるのかもしれないな、と思って見ている。

なお、体育と音楽だけは、協力学級と呼ばれる1−3の授業に混ざってするようになっている。
一番はじめの音楽はカスタネットだったのだが、ちゃんと席に着き、先生の指示に従ってカスタネットを鳴らして、先生からほめられたのだそうだ。
昨日の体育は鬼ごっこだったとか。たぶん、今はとても楽しく参加しているのだろうと思う。

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最近、昇平は「学校は面白い?」と聞かれることが多い。
まあ、新一年生にはこの時期、必ずかけられることばだけれど。
そのたびに昇平は「うん、おもしろい」と元気に答える。

本当に、楽しく通える学校で良かったね、昇平。
これから、もっともっといろいろなことをお勉強していこうね。

[02/04/20(土) 07:46]

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