昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

上級生

ゆめがおか学級から、先日の授業参観について書かれた学級便りが来た。
授業参観は、たったひとりの新入生の昇平のために、森村学級と清水学級の両クラスの全員で、歓迎パーティを開いてくれたのだが、それは子どもたちの立案だったらしい。
以下は、その学級便りからの抜粋。

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17日の授業参観では、入学を祝うパーティを行いました。
その1週間ほど前、担任の「4月の授業参観何にしようかなぁ・・・。」の声に「昇平くんが入学したから、そのパーティをやろう!」の返事。今年は立案・準備の段階から、子どもたちの話し合いをもとに進めました。
「主役の1年生が楽しめるのは何だろう。」「みんなが楽しめるのは何だろう。」と、これまでの経験をもとに、計画を立てました。
風船バレーボールの話し合いになると、Aくんが「ぼく、家にある風船持ってくる!」自己紹介の練習ではBくんが「縄跳び教えてあげるって言っていいですか。」
みんなのために何かしようという気持ちが育っているのも素晴らしいことだと思います。

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金曜日のこと。
昇平を学校に送っていくと、昇降口で一緒になった清水学級のCくんが「おはよう、昇平くん!」と声をかけてくれた。そして、「一緒に教室に行こう」と言って、昇平と手をつないで森村学級まで連れていってくれた。
学級に入ると、同じ森村学級の上級生たちが「昇平くん、運動着に着替えしてから遊ぶんだよ」と声をかけてくれる。

なにかと面倒を見てもらっているばかりの昇平だけれど、そんな彼も、上級生のお兄さんお姉さんたちの役に立っている部分があるのかもしれない。
面倒を見られて大人になっている彼と、面倒を見ることで自分も成長していく上級生たちと。

こういう関係もいいな、と思う。
これからもよろしくお願いしますね、上級生のみなさん方。

[02/04/29(月) 13:39]

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