母と遊ぶ

昨日のタイトルは「遊び相手が欲しい」。
お兄ちゃんやお兄ちゃんのお友だちと一緒に遊びたいけれど、混ぜてもらえなくて、うろうろと部屋を出たり入ったりしていた昇平の様子を書いたけれど、結局、やがて昇平は兄たちをあきらめて、母と遊ぶことに頭を切り換えたのだった。
（ちなみに、旦那も休日で家にいたけれど、結局日中の大半は昼寝をしていた。起きているときはゲームをしていた。仕事で疲れているのは分かるし、昇平ともゲームで対戦していたから、まあ良しとするけどさぁ〜・・・・・・苦笑）

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最初は、ひらがなブロックを持ってきて、五十音順に並べることから始まった。
昇平は自分の机からひらがな練習マシーン（チャレ○ジの付録）を出してきて、それを見ながら並べていた。ア行はともかく、カ行以降になると、まだ空では言えないのだ。
たくさんあるブロックから目的のブロックを探し出すのは、昇平には結構大変なので、そこは母が手伝ったが、ブロックが少なくなってくると、がぜん昇平のスピードが速くなってきて、母と競争のようになった。
母より早くブロックを取って、「やったー！」。・・・これはカルタ取りだったのか。（笑）

五十音ができたので、今度は母が問題を出した。
「おかあさんが言うことばをブロックで作ってね。え〜っと・・・『ねずみ』」
とっぱなから濁点のあることばを言ってしまったが、昇平、あわてず騒がず、「ね・す・み」と３つ並べた。「す」のブロックには、わきに小さな文字で「ず」とも書いてあったのだ。
相変わらず、こういう発想は柔軟だこと。お兄ちゃんだったら、絶対に「『ず』がないから『す』でもいい？」と聞いてきたのにねぇ。

いくつかことばを作ったところで、『ひろせがわ』という問題を出した。
私たちの住む町中を流れている川の名前で、昇平にもなじみがある。聞いたとたん、昇平がにこっと笑った。
「この川によく散歩に行ったでしょ？　保育園でも行ったよね」と話しかけたら、突然昇平が「散歩に行く！」と言いだした。
「え？　ひろせがわに行くの？」と尋ねると
「ううん。公園に散歩に行こう。かくれんぼしよう！」
ああ、そういえば、しばらく前に近くの公園でかくれんぼをしたっけ。
よし、それじゃ公園に行きましょう！　と手をつないで散歩に出かけた。

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てくてく、てくてく、公園まで歩いて、到着してみれば、日曜日だというのに相変わらず誰も遊んでいない。
まぁ、貸し切り状態なのは嬉しいけれど、でも、公園でお友だちを作るというのは、なかなか難しいわね、やっぱり。
最近の子どもたちは、ホントに外で遊ばないもんねぇ。

かくれんぼ、おにごっこ、ブランコ、すべり台・・広くもない公園の中を、二人でいろいろ遊び回った。
「草抜きごっこしよう」と昇平が言うので、公園の草むしりも少しやった。でも、これはどういう結果が出たら勝ちになるのか、ルールがはっきりしなかったので、うやむやのまま終了になった。
昇平が提案してくる遊びには、まだまだこういうものが多くて、一緒に遊びにくい。

一番盛り上がったのは、砂場の縁の上を二人反対方向から歩いていって、出会ったところでジャンケンをし、負けたらスタートに戻ってまた歩いていってジャンケン・・・先にスタート地点へ到着した方が勝ち、というもの。一本橋ジャンケンゲームの応用だな。
最初、スタート地点に戻る、というのがちょっとわかりにくかったようだが、「ここがスタートね」とわきに目印の石を置いたとたん、ルールが完全に理解できたようで、がぜん楽しそうな様子になった。縁から落ちてもスタートへ戻る、というルールも、すんなり理解して、ちゃんと守っていた。
うーん。本当に理解力が伸びたなぁ。負けても怒らなくなって「もう一回！」と言えるようになったし。
母を出し抜いて勝ったときには、とても嬉しそうな顔だった。

かけっこもした。
昇平は足が速くなった〜。それに持久力もついてきた。
母は本気で追いかけないと捕まえられなくなったし、昇平より先に走れなくなって、ギブアップになってしまった。・・・いや、母が運動不足すぎる、ということもあるけれど・・・・・・。（汗）
この体力は、やっぱり学校の体育の時間に培われたんだろうな。ほとんど毎日、体育があるもんね。
運動会もあったし。
たくましくなってきたもんだ。

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というわけで、昇平はお友だちとは遊べなかったけれど、母と一緒に公園でたっぷり体を動かして、満足して家に戻ったのだった。
一緒に運動した母も、今日はなんだか体の調子がいい。
やっぱり、もっと運動が必要だったのね。
来週の休みにも、また昇平と公園で遊ぼうかな・・・自分自身の健康のためにも・・・などと考えている。（笑）

[02/06/10(月) 13:45]