昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
森村先生の手記 〜小児精神学会シンポジウムに参加して〜
森村先生が、連絡帳にこんな文章を書いてくださいました。
素晴らしい内容だったので、先生のご了解を得た上で、皆様にご紹介させていただきます。
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土曜日、仙台国際センターでの日本小児精神学会の公開シンポジウムに参加して、ミスターADHDと呼ばれているバークレー先生の基調講演や、関西の小児科の先生、上林(かんばやし)先生や、えじそんくらぶの高山さんの話などを聞いてきました。
内容は、ADHDについての理解を広めるところにポイントがあったようで、幅広い層からの参加者が多数でした。世の中の関心の高まりを、改めて強く感じました。
雰囲気から、教職員の参加も多かったように感じました。(同業者の独特な香りに敏感なもので・・・)これを機に、目の前の子どもたちの幸福に向けたアプローチが増えてくれればなぁ、と感じました。
・・・と考えたのは、このような勉強の場があると、逆効果が出て、指導が困難と感じるのか、「どうしていいのか分からない」と逆に悩んでしまい、前に進めなくなる先生を目にするからです。
私の持論としては、子どもたちの思いにそった指導、幸福を考えた指導は、効果がさほど見られなくても、マイナスはないと考えています。
こう考えた上で、より効果的な方策に変更したり、加えたりし続けることが、子どものまわりにいる人間に必要なことと考えています。
その方策を見つけるのに、常に支えていただいているのが、御家族からのアドバイスと、子どもを元気に学校に送りだして下さる御家族の協力です。
私は本当に保護者に恵まれているなぁ・・・といつも思い、感謝しているところです。
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子どもたちの思いや幸福を一番に考えながら、その上に、より効果的なやり方を考えていく。
森村先生のその方針には、私も大賛成です。
教師と親、それぞれに担う役割は少し違うけれど、基本のところは同じなんだな、と改めて思います。
それにしても、私たちこそ、素晴らしい先生方に恵まれているなぁ、と心から感謝している日々なのです。
本当にありがたいことです。
[02/07/04(木) 13:09]