昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
昇平が部屋を片づけた
夏休み真っ盛り。
部屋の中も、昇平が散らかしたおもちゃや本やおはじきやビー玉や紙屑や粘土や・・・の真っ盛り。(苦笑)
午前中、勉強が終わるとひとしきり母と遊んで、その後、母は家の掃除にかかるので昇平はひとり遊びになる。そのひとり遊びの時に部屋が散らかるのだ。
お兄ちゃんがいる日は、お兄ちゃんのゲームなどを眺めていたりするので、よほどマシだったりするけれど、今日の午前中はお兄ちゃんも部活。部屋は思いっきり散らかっていた。
昼過ぎ、お兄ちゃんが部活からくたくたになって帰ってきた。疲れて、ちょっとご機嫌斜め。
とたんに部屋で遊んでいた昇平が立ち上がった。「ぼく、部屋をお片づけするよ」
お兄ちゃんが機嫌の良くないときに部屋が散らかっていると、まず間違いなくお兄ちゃんは怒鳴る。「何だこの部屋は〜! 昇平、片づけろ!」
まあ、午後からはお兄ちゃんの友だちが遊びに来ることが多いので、お兄ちゃんの怒鳴りたくなる気持ちも分かるけれど。(笑)
そんなやりとりが何度かあった後、今日、昇平は何も言われないうちに自分から「部屋を片づける」と言い出したのだ。
お兄ちゃんに昼食を出して、台所から二階に上がってくると、昇平がニコニコしながら部屋から飛び出してきた。
「見て見て、きれいになったよ!」
部屋を見ると、あれほど散らかっていたおもちゃや本が、段ボール箱や本棚に放り込まれたり積み上げられたりしていた。
「あら〜、よくこんなにきれいにしたね〜。えらいえらい」と誉めると、昇平はますます得意そうにニコニコして「は〜、大変だった。きれいになった」「これでお仕事終わり」と言って、隣の部屋へビデオを見に行ってしまった。
改めて部屋を見回すと、細かいおもちゃや折り紙の切り屑などはまだたくさん散らかっていたが、大半のおもちゃは段ボール箱に入れられていた。
箱は、夏休みにはいるときにスーパーからもらってきて、ふたを切り取って、おもちゃや本をお片づけするようにしていたもの。いちいち中身を分類するのも面倒になったので、今ではとにかく何でも放り込んで部屋の隅に置いておき、欲しいときにはその中を探すようにしていた。
親が言ったり手伝ったりしなくても、ちゃんとお片づけができるようになってきたんだなぁ・・・と思うと、なんとも感無量だった。
子どもは日々成長しているのだね〜。
[02/07/29(月) 14:29]