昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
買い物ごっこ
昨日の夜、昇平とお買い物ごっこをした。
朝から「お母さん、一緒にお買い物ごっこしよう」と言い続けていた昇平。でも、掃除をしたり、お兄ちゃんを駅まで送ったり、昇平の頭を散髪したりと、やることがいろいろあって、実際に遊べたのは夜になってからだった。
そこまでちゃんと待つことができた昇平は、エライ。
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今回のお店は、ペットショップとレストランと雑貨屋さん。何故か「チョロQデパート」という名前の店なのだそうだ。
母に紙で財布を折ってもらい、そこにおもちゃのコインやお札を入れて、昇平はお客さん。母はお店の人。
「いらっしゃいませ」
お客さんは、真っ先に犬のぬいぐるみの親子を買った。仔犬にボスと名前をつけ、先日工作で作った巨大犬小屋もゲットして、そこに犬を入れた。雑貨屋で犬のエサ入れも買っていった。
次に、お客さんは犬を連れてレストランにやってきた。
「お母さん、メニュー作って。ハンバーグとか」
そこで、母はままごとセットの中身を考えながら、紙にメニューを書いていった。
ハンバーグ・・・400えん サラダ・・・300えん
ステーキ・・・1000えん サンドイッチ・・・350えん
フルーツもりあわせ・・・600えん ジュース・・・100えん etc.
メニューを見ながら料理を注文していく昇平。ついでに犬たちの分も注文する。
ちゃんとフォークやナイフを使いながら食べる真似をする。
食べ終わった分は、テーブルから下に落としていく。
犬たちにも食べさせてやる。
うむ、ままごと遊びがレベルアップしたぞ。(笑)
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支払いは、ちゃんとお札やコインを使い分けて払ってもらった。
千円札や一万円札の見分けがつくようになったので、お金のやりとりもなかなか楽しい。
ところが、支払いをしたら持ち金が少なくなったものだから、お店のお金が入った缶からコインを勝手に取っていこうとした。
「こらこら、お店のお金を取ったら泥棒だよ。ちゃんとアルバイトしてお金を稼いでください」
と厳しいことを言う母。(笑)
「アルバイトって、何をしたらいいの?」
「そうねぇ・・・ペットショップの動物にエサをやるアルバイトなんか、どう?」
「うん、それならいいよ!」
犬のエサだと言って取り分けてあった、ままごとの肉や魚を、ペットショップの動物たち(=ぬいぐるみの猫やハムスター)に楽しそうに食べさせていた。
アルバイト料は600円。「はい、ご苦労様」とコイン6枚を手渡すと、「きゃ〜♪」と歓声を上げて、大事に財布にしまっていた。
う〜む・・・素直なヤツ。(笑)
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お金を入れる缶の中に、たまたま一枚だけ切符のおもちゃが混じっていた。
とたんに「ぼく、新幹線に乗ってお泊まりに行くよ!」
日中見送ったお兄ちゃんを思いだしたに違いなかった。
デパートはたちまち新幹線の車内。
きっぷが「とうきょう行き」だったので、車掌=母が「次は東京〜、東京〜。どなた様も忘れ物がないようお降りください」とアナウンスすると、昇平は喜んで降りていった。
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そこで、お風呂に入る時間になり、おままごとはおしまいになったが、たった30分くらいの遊びの中で、昇平の社会的理解がずいぶん広がってきているのを感じとることができて、母はとても嬉しかった。
そして、一緒に遊ぶのがとても楽しかった。
面白かったね、昇平。
またやろうね。
[02/08/09(金) 13:46]