昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
親戚が来た
お盆です。
昨夜は、同じ町内に住む義姉一家が来ました。同じ町に住んでいると、泊まっていくということはめったにないので、そこはちょっと残念ですが・・・。(たぶん、義姉も残念?)
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義姉たちが到着する直前、うまい具合に旦那も仕事から帰宅したので、久しぶりに姉弟の会話ができたらしい。
らしい、というのは、私は昇平を連れて二階に引き上げていて、階下の茶の間の様子を見ていなかったから。
昇平がお客様に興奮して、多動&おしゃべり全開モードになってしまい、うるさくてしかたないので、二階の自分たちの部屋に連れていったのだ。
その時間、昇平はリタリンの効果が完全に切れていた。
父親が帰宅して喜んでいたところにお客様まで来たので、もう、自分でも行動をセーブできなくなってしまったのだ。
茶の間をウロウロウロウロ、落ちつきなく歩き回り、テレビの画面の前に立って眺めたと思うと、テーブルの上のものに手を出し、寝転がり、足でテーブルを押そうとし、茶の間に私が入っていくと、私に絡まって延々と大声で話しかけてくる。茶の間でおじーちゃんとおじさんが話をしているのにもお構いなし。
よく、ADHDのある子どもは目立ちたがり屋だ、と言われるけれど、それは半分くらい当たっているかな、という気がする。
誰かが話していると自分も話し出して、しかも場をわきまえずに一方的に話すから、迷惑がられたり叱られたりするのだけれど、あれは「自分の話も聞いてもらいたい」という目立とう精神だけでなく、「誰かがしゃべっていると、つられて自分もしゃべり出す」という特性も関係してきているんじゃないだろうか。
とにかく、彼らは「つられる」。賑やかな場面に入り込むと、自分も賑やかになる。それもまわりよりも騒がしくなってしまうものだから目立つのだけれど、さわぎが始まるきっかけは、本人の中よりも周囲の方にあったりすることがけっこうある。
刺激に敏感だということになるのかなぁ。
証拠に、二階に連れていったとたん、昇平はぴたりと騒ぐのをやめて、元通り落ちついて遊び始めた。
まあ、眠くなってきていたので、あまりまとまった遊びにはならなかったけれど、「お祭りごっこをするんだ」と言って、ブロックをつないで焼き鳥を作ったり・・・。
何かと賑やかなADHDっ子だけれど、実は、普通の子たちよりもっと「落ちついた場面」を必要としている子どもたちなのかもしれないな、と感じた。
自分で自分を落ちつかせるのが難しい子どもたちだから・・・。
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それでも、帰るとき、義兄は「昇平くんももっと(みんなの中に)出してよ」と言ってくれた。
そうだね。そういう場面を避けるだけでなく、少しずつ、そういった場所でどう行動するべきか、経験を通して学んでいくことも大切だものね。
次に義姉たちが来てくれたときには、昇平もちゃんと参加させてみようかな・・・。
次は、お正月だな。(笑)
[02/08/15(木) 12:18]