昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
ADHDの特徴があっても・・・
最近の昇平の様子について、森村先生の連絡帳から。
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昇平くんのとっさの行動(カッとなって泥団子を投げつけたりすることなど)は、少し増えていますが、すぐに相手に謝ることができているので、自分の行動について、彼なりに判断ができているように思います。
今日は児童館へ行く日だったので、1−3の帰りの会に参加するよう伝えて教室から送り出してやったのですが、「早く児童館へ」の気持ちが強かったのでしょう、そのまま昇降口へ行ってしまいました。
その様子を、クラスの2年生のS君が見ていて、私に教えてくれました。
昇降口に私が行くと、「さようなら、児童館へ行くよ」と昇平くんはニコニコ。それで私が「Cちゃん(保育園から一緒で、いつも昇平と児童館へ行く女の子)たちが1−3で待ってない?」と声をかけると、「うわぁー!」大慌てでした。
先に何か楽しいことがあったり、興味が引かれそうなことがあるときは、ある程度の区切りがあるところまで、つきそいなどの対応が必要な場合も出てきたのかな、と考えています。
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なにか興味を引かれることがあると、それだけで頭がいっぱいになって他が何も見えなくなるのも、いかにもADHDらしい特徴。
やっぱりADHDっ子だよねぇ、キミは。(笑)
とはいえ、声をかけられれば思い出すし、確かに、悪い行動をしてしまったときもすぐにそれに気がつくことはできる。
その一瞬に、善悪の判断をするより早く、行動が先に立って出てきてしまうのが問題なんだよね。
まぁ、これも、いかにもADHDらしいことだけれど。
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昨日の夜、夕食の後かたづけを終えて2階に上がったら、「ぼく、お片づけするよ」と言いながら、昇平が自主的に部屋を片づけていた。
散らばった紙をがさがさと集めて棚に突っ込んだり、おもちゃを隣の部屋に運んだり。
その様子は「やるなら、もうちょっときちんと片づけて〜」と思わず言いたくなる感じだったけれど、そこはぐっと我慢。「えらいねー! 自分で片づけたんだ。すごいねー!」と誉めちぎった。
昇平は得意満面になって、嬉しそうに笑った。
休みの日には部屋を目一杯散らかす。これもいかにもADHDらしい特徴。
でも、こんなふうに、自分でそれがフォローできるようになってくれば、そういう特徴があっても大丈夫、ちゃんと人生生きていける、ってことだよね・・・。
そんなことを思わず考えた母だった。
[02/09/15(日) 06:07]