昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

犬とふれあう

昨日の日曜日、また昇平を那須どうぶつ王国に連れていった。
前回行ったのは6月だったので、ほぼ3カ月ぶりだったことになる。
(前回のどうぶつ王国レポートはこちら。 http://king.multi.ne.jp/cgi-bin/xm.cgi?ID=0203a&PAGE=45&CODE=20020618102042

前回は、昇平がちょうど犬を好きになり始めた頃で、どうぶつ王国ではひたすら子犬をさわりたがっていた。(でも、実際には母がなでている犬を、ほんのちょっとさわるのがやっと、という程度だった。)
その後、犬の絵本を読んだり、犬を飼っている家にさわらせてもらいに行ったり、犬の絵を描いたり、犬のぬいぐるみをかわいがったり・・・。昇平の犬熱は冷めるどころか、ますます高まるばかり。
どうぶつ王国は犬とふれあうにはとても良い場所なので、また訪れてみたというわけだった。

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さて、どうぶつ王国に行くと決まると「ぼく、犬の写真をたくさん撮るよ」と昇平は大張り切り。
自分のカメラにフィルムを入れてもらうと、それを片手に王国内を突進していった。
そして、走る走る走る・・・! 昇平があんなに速く走れるとは!
園内につないである犬や、囲いの中に放してある犬を見つけては、駆け寄ってシャッターを切り、また別の犬へと走っていく。写真を撮って、また次の犬。また走る、また次の犬へ駆け寄る・・・。
いや〜、まったくもってエネルギッシュ。興奮がものすごくて、リタリンなんて全然効いていない。(苦笑)
でも、昇平は本当に嬉しそうだった。

駆け寄りざま、一頭のミニコリーの背中もなでていった。恐れる様子もなく、楽しそうに。
う〜ん、経験値上げたわねぇ。(笑)

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園内ではいろいろなことがあったのだが、それを文字にして書くと、「昇平は大喜びで犬と接していた」としか表現できない。(笑)
とにかく、飽きることなく犬を眺め、犬に話しかけ、犬をなで、犬と遊びたがっていた。

どうぶつ王国の犬たちは本当によくしつけられているので、昇平みたいに興奮している子どもがいても、つられて興奮したり、じゃれついたりすることはない。とにかく、安心してさわらせておくことができる。
ときどき、昇平が犬に無理強いさせそうになることもあったが(まだよく慣れていない子犬を無理に抱こうとしたり)、そういうときには近くにいるスタッフが止めてくれた。
まあ、犬との接し方としては、まだまだ分かっていないことが多い昇平だが、初めから犬とのつきあい方が分かっているわけはないのだから、回を重ねる事に、いろいろ理解できてくるだろう。

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今回のメインイベントは、好きな犬を借りて、20分間専属で遊べるレンタル犬タイム。
昇平は本物の犬に引き綱をつけて散歩させたくてしかたなかったので、行ってすぐから「犬を借りる」「犬を散歩させる」と大騒ぎ。いくら言い聞かせても落ちつかなかった。
三連休の中日で園内は大勢の客でいっぱい、レンタル犬の受付も長蛇の列。あと2人で予約打ち切りというところで、かろうじて予約に潜り込むことができた。
列には旦那が並んだのだが、そのときも昇平は、受付がすむまで「小さい犬がいい」「大きい犬だとぼく負けちゃうもん」と大騒ぎ。
結局、レンタルできたのは、キャバリアという小型犬の「抹茶ちゃん」。
その前に同じコーナーで犬とのふれあいタイムをしていたのだが、そこで昇平がとても気に入って追いかけ回していたのが、この抹茶ちゃんだったので、「まるで決まっていたみたいに残っていたぞ」と旦那が笑った。

抹茶ちゃんは、昇平が期待していたようには、歩いたり走ったりジャンプしたりしてくれなかったけれど、それでも、昇平の手から餌を食べ、とことことコーナー内を歩き回っていた。
犬を飼う、ということは、犬を思い通りに動かすことではない、ということを、いくらかでも昇平は感じてくれただろうか。
犬とつきあう、ということは、ことばのない相手の気持ちを読んで接する、ということ。
もちろん、今の昇平にはとても難しいことだけれど、何度も犬とふれあっていくうちに、きっと、そこにも気がついて行くんじゃないかな、と期待している母なのだ。

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ついでに、ゾウにエサもやったし、みやげ物店では犬の母子のぬいぐるみと犬のエサ入れ(笑)も買い込んだし、大満足の昇平だった。
私たちはやらなかったが、この王国では、ゾウの背中に乗ることもできる(予約制。10月初旬まで)。隣接したファームには、馬や羊もいて、エサをやることができる。乗馬もできる。
動物嫌いの子どもには辛いだろうけれど、子どもを動物とふれあわせてみたいと思うときには、安心して利用できる場所だと思う。

父も母も犬は大好き。
皆で満足し、「また来ようね〜」と皆で言いながら、帰路に就いたのだった。

[02/09/16(月) 16:24]

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