昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
最近の成長
週末、昇平が泥だらけの外ズックを持ち帰ってきた。
いや、泥だらけ、なんて生やさしいものじゃない。外側も内側も、まんべんなく泥で塗りたくって乾かしてきたような、そんな見事な汚れ方。(笑)
最近、クラスの上級生と一緒に外遊びをするようになってきた、と森村先生から聞いていたので、昇平に「今日は何をして遊んだの?」と聞いてみた。
すると、昇平、ぱっと顔を輝かせて「でーーーっかいお山を作ったんだよ! こーーーーんなでっかいの!!」と、手で、うんと大きな山の様子を表現しながら話してくれた。お友達や先生といっしょに作ったのだそうだ。
その口調がすごく嬉しそうだったので、森村先生に連絡帳で聞いてみた。「こんなことを言っていたんですが、本当でしょうか?」
昇平が日中の出来事を詳しく語る、というのはとても珍しいことだったので、どのくらい正確に事実を伝えているのか確認したくなったのだ。
すると「でっかいお山は実話です。」という返事が来た。主制作者はおなじクラスの上級生のKHくん。昇平も土を運んだりしてお手伝いをし、山のすそ野で泥団子を作ったり、水を流して川を作ったりしたのだそうだ。
実際と違っていたのは、一緒に作ったお友達が1−3の同級生ということになっていたところ。まだ人に関する認識はちょっと弱いのかもしれない。
でも、あれほどことばが遅れていた昇平が、ここまで日中の様子を思い出して語れるようになったのだから、本当にすごい進歩だ。
そのうちに、こちらが聞き出さなくても、自分から学校の様子を語りだしてくれる日が来るんだろうな。
楽しみ。
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連絡帳に、こんなことも書かれてきた。
(9月17日)
今日は雨だったので、室内で過ごしました。
隣の清水学級の「まなぶくん」(学習用コンピューターソフト)がしたくて行くと、先客あり。
「僕もやる」と言い出しましたが、今日の昇平くんは、ここでは終わらず、「やってもいい?」と優しく聞くことができました。先客のAくんに「いいよ」の許可をもらって、仲良く遊んでいました。
「僕もやる」と言ったとき、(私は)思わず口を出しそうになったのですが、我慢して良かったなと思いました。
人と円滑に関係を結びながら目的を達するスキルも、確実に身につけつつあるらしい。
頼もしい、頼もしい。(笑)
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確かに、最近の昇平はまわりがよく見えるようになった分、リタリンを飲んでいても落ちつかないことが多くなっているけれど、これはこれで、とても大事な体験のひとつなんだろうと思っている。
いろいろな刺激を受けて、興奮してはしゃいでしまう。そんな自分を感じながら、「どうやったら興奮を自分でセーブしていけるか」を身につけていくこと。
それが昇平の最終的な発達課題だと思うから。
どんな変化にだって、後戻りしている、ということはないのだと思うから。
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最後に、身体的な昇平の成長についても載せておこう。
先日身体測定があって、その記録が家庭に渡ってきたので。
先の数値は1学期の初めに測定したもの。次のが、今回(9月初め)に測定したもの。
身長 116.7cm → 119.3cm (+2.6cm)
体重 19.7kg → 20.8kg (+1.1kg)
ローレル指数 124 → 122(共に標準範囲)
学年平均を見ると、1年男子の2学期の身長は120.2cm、伸び平均は+2.5cm。 体重の平均は23.4kg 伸び平均は+1.2kg。
平均よりはほんの少し小さいけれど、ほぼ真ん中くらいの体格。身長体重の増加分も、ほぼ平均通りということになる。
リタリンを飲むと副作用で体が成長しなくなる、と言われていた時代もあったのだけれど、これを見て、やっぱり嘘だよね〜、と思ってしまった。(笑)
[02/09/19(木) 01:04]