昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

正月の思い出

【思い出 その1】

1月1日、親子3人で初詣へ。(お兄ちゃんは郡山の母の実家に泊まりに行っていていなかった。)
おみくじを引いたら、昇平は小吉、母は吉、旦那は末吉。
内容的には、昇平は「大変なことはまだまだ起こるけれど、辛抱して頑張れば未来は拓ける」(当たってるんじゃないの〜?) 母は「少し良くなる兆しが見えてきたけれど、まだ大変なときなので慎重にことを勧めるべし」(これも当たっているような気がする・・・) 旦那は「苦労の多い一年。他人の意見をよく聞き、健康に留意しながら事に当たるべし」(・・・たぶん大当たりだ!)
おみくじなんて時の運で、どうとでも解釈できるものだけれど、一年に一回、初詣のときだけに引いていると、妙にその年を象徴しているようで面白い。
ちなみに、郡山に行っていたお兄ちゃんも初詣でおみくじを引いて「大吉」だったそうな。
運の良さに甘んじないで、勉強に、スポーツに、遊びに、しっかり精進するのだゾ。(笑)


【思い出 その2】

正月を迎える大晦日のこと。
我が家の年越しのご馳走は、ここ数年、スペアリブと決まっている。
お風呂から上がってから飲み食いして良いのはこの日だけなので、昇平は、それこそ1年も前から楽しみに待っていた。スペアリブとジュース(大人はワイン)とお菓子で乾杯! お兄ちゃんがいないのが、ちょっと寂しい。
昇平がテレビゲームを始めようとしたので、ストップをかけた。「せっかくの大晦日なんだから、みんなでできるゲームにしようよ。トランプなんてどう?」
そこで、3人でトランプ。昇平と一緒なら、なにができるだろう。ババ抜き? 戦争? 七並べ?
「いっきゅうさんがいい!」と昇平。いっきゅうさん? 私も旦那も知らないゲームだったので、それはできないよ、と答えると、「できるよー! お兄ちゃんに教えてもらったもん! こうやって、ぐるーっと輪にしてね・・・」と昇平がやり方の説明を始めた。なんでも、円形に並べたカードを一枚ずつ順番に引いて輪の真ん中に出していって、「1」か「9」か「3」が出たら、輪の中心のカードがもらえる。ただし、早い者勝ち。
「これでほんとにいいのかぁ〜?」と旦那は半信半疑の顔だったが、実際ゲームが始まると、一番ムキになってカードを奪っていたのは旦那だった。(笑) 昇平もなかなか素早い。時々強引に父のカードを奪い取っていく荒技も見せる。(爆) 反射神経の鈍い母は、一人負け。(苦笑)
でも、昇平が説明したゲームを家族全員で遊べたというのは、画期的なことだった。


【思い出 その3】

私の母は日本画を習っていて、正月にはその年の干支の色紙をプレゼントしてくれる。
今年は年末忙しくて暇がなかった、と言って、私たちが行った3日の日に急いで色紙を描き上げてくれた。
その様子を見ていた昇平、突然「ぼくも羊の絵を描く!」と言い出した。
おばあちゃんがテーブルの上に並べた色とりどりの顔料(絵の具)や筆が魅力的だったらしい。
おばあちゃんから鉛筆で下書きした色紙を分けてもらうと、大喜びで色を塗り始めた。
完成品の色紙をお手本に、「はみ出さないように・・・」とつぶやきながら、丁寧に筆を走らせていく。
そのときの様子をポラロイドカメラでおじいちゃんが撮ってくれたのが、これ。
最後には色紙描きより従兄弟たちのゲームの方に気持ちが移ってしまったので、仕上げの輪郭線(本来は最初に薄墨で描くが、今回は最後に鉛筆で描いた)と羊の回りに散らした金の雲(?)と名前だけは母やおばあちゃんが手伝ったが、それ以外は本当に自分の力で描いていた。おばあちゃんは朱の顔料で印のようなものも描いてくれた。
そうやって完成した色紙は、こちら
良い作品にできあがったので、冬休み明けに学校に提出しようっと♪

[03/01/05(日) 13:08]

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