昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

旦那

昨夜、昇平はいつもより30分早く寝た。と言っても、10時は回っていたのだけれど。
そうしたら、今朝6時過ぎには目を覚まして、旦那と一緒に将棋ゲームをやって遊んでいた。
早寝した分、早く目が覚めたらしい。思いがけず父親と遊ぶことができて、昇平は朝から機嫌が良かった。

   ☆★☆★☆

旦那は毎日仕事で忙しい。
朝は5時半に起きて6時に出勤、帰宅は早くて8時半過ぎ。たいていは9時半。10時を過ぎることも時々ある。週末だけ、出勤時間が少し遅くても良くなる。(それでも7時には家を出るが。)
仕事は月曜日から土曜日まで。日曜日に呼び出しの電話が入って、職場にすっ飛んでいくこともある。
リストラの影響で人手が慢性的に不足しているので、仕事が終わり切らなくて、月に一度以上は日曜出勤にもなる。「前回はいつ休んだんだっけ?」というのが、休日のたびに旦那と私でかわす会話だ。

それでも、子どもたちは父親が大好きで、お兄ちゃんは旦那が帰宅すると「お父さん、一局打とうよ」と囲碁に誘う。
最近はめきめき腕を上げて、旦那と互角の腕前になったらしい。勝ったり負けたり、良い勝負になっているので、旦那もお兄ちゃんと碁を打つのが楽しそうだ。
昇平は、日曜が近づくたびに聞いてくる。「お父さん、今度の日曜日はおやすみ?」
「おやすみだよ」と言うと、「わーい、やったぁ!!」と歓声を上げて喜ぶ。
旦那が早く帰宅すると、お風呂を早めに上がって、楽しそうに一緒にゲームをしている。
旦那と子どもたちが一緒にいられる時間は本当に短いと思う。
でも、その短い時間を最大限有効に使うように、子どもたちの方から、お父さんと一緒にできる遊びを見つけて誘ってくる。旦那も、時間と体力の許す限り、それに付き合う。
だから、子どもたちは父親が大好きなんだよなぁ、と思う。

   ☆★☆★☆

子どもたちが寝てしまってから、旦那と子どもたちのことを話すことがある。
いつも母親である私に何もかも任せっきりですまない、と旦那はよく言う。
実際、学校に行くのも、病院や療育に通うのも、あらゆる行事に出席するのも、99%は私。旦那は出たくても仕事で出られない。それを、旦那は我ながらふがいないと思っているらしい。

でも、あなたはいつも、できるときには必ずやってくれるから、と私は答える。
こんなご時世だもの、仕事が忙しいのはしかたがない。(でも、健康だけは心配だけど。)
ほんのわずかな時間でも、関われる時間があれば、旦那は関わってくれる。
私が子どもたちの話をするときには、ちゃんと耳を傾けてくれる。
子どもたちの成長は一緒に喜んでくれるし、問題が起こったときには、答えは見つからなくても、一緒に考えてくれる。
だから、私は元気でいられるし、いつも前向きでいられるんだよ、と。

私が子どもたちのサポーターならば、旦那は私のサポーター。
見栄でもお世辞でも、のろけでもなく(笑)、私はそう思っている。
自分が支えられていると思うから、私もまた、誰かを支えようという気持ちになれる。
それが人間なんだろう、とも思う。

   ☆★☆★☆

今度の日曜日、旦那は一日休めそうだと言う。
どこかに出かけたりしなくてもいい。
のんびりみんなで過ごしたいな、と思う。

[03/04/25(金) 13:45]

[表紙][2003年リスト][もどる][すすむ]