昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
楽しい学校生活
学級では今、運動会の練習で学習が遅れ気味になっているのを挽回しようと、教科学習に力を入れているらしい。
連絡帳に、こんな国語の授業風景が書かれてきた。
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今日は国語で短文作りをしました。「〜しても」を使った短文です。
普段使わなかったり、意識しない言葉なのか、子どもたちはかなり悩みました。昇平くんも悩んで悩んで・・・
早く答えを出したHちゃんのノートをのぞき込んでも、まだ「うーん」。そして「そうだ!」の声。
昇平君が書いたのは、「どうしても、正しい作文が書けました。」
それを見たHお姉様、「書けませんでした。じゃないと変だよ」
昇平「そうなの・・・・・・そうだね」
文末に何か変なところがあるとすぐに気づいた昇平くんでした。
でも、その後にHちゃんが「ちゃんと書けたのに、『作文が書けませんでした』だって」とほほえんでくれましたが、それには昇平くん、気づかなかったようでした。
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そのHちゃんのことを、昇平が作文に書いた。
「Hちゃんは、クラスの友だちで、よくするあそびは、お絵かきです。げんきで、おしゃれで、やさしい女の子です。いちばんすきなところは、やさしい うれしがお(嬉し顔)です。」
これは学校の授業ではなく、家庭学習でやっているチャレンジ2年生の課題で書いたもの。
なかなか面白かったので、連絡帳に書き写して森村先生にも読んでいただいた。
以下がそれに関する、森村先生のお返事。
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作文、かわいいうえに、内容も濃いですね。
そういえば、ほんとに、Hちゃんの「うれしがお」が見たくて、いろいろアタックをしている昇平くんです。まわりのお兄ちゃんたちの中には、はずかしくてできないアプローチを堂々とする昇平くんに、ちょっとやきもちを焼いている子もいるかもしれませんね。
今日はカレンダー作りをしました。「6月」というタイトルを書き、Hちゃんに指でOKマークをもらって(もちろん「うれしがお」ももらって)、ニコニコの昇平くんでした。
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最近は上級生の男の子たちと一緒にブロックを作ったり、それを武器に見立ててバトルごっこをしたりと、クラスメイトと関わる回数が増えてきているという。
安定した学級の中で、安定した人間関係を築いて、それを深めている昇平の学校生活が、見えるような気がする。
ついこの間のこと、朝、学校に行こうと玄関を出た昇平が、ぴょんぴょんステップを踏みながらこんなふうに歌った。
「♪学校は〜 楽しいな〜 ランランラン♪」
作詞作曲、朝倉昇平。
そして、昇平はニコニコしながら母の車に乗り込んだ。
その様子に、なんだか、じーんときてしまった母だった。
[03/06/05(木) 16:12]