昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
児童館の夏休み対策
昇平が児童館で男の子たちにからかわれたり、多児とトラブルを起こしていることが分かったわけだが、当面の問題は夏休み期間。
児童館が午後からしか受け入れられないので、午前中、昇平を誰が面倒見るか、ということと、夏休み中には登録児童以外の子も児童館を利用するため、子どもが大勢になってしまうのをどうするか、ということが問題だった。
実はこのことは4月に児童館に登録更新したときにすでに話していたこと。
そのときには、おじーちゃんが「午前中くらいなら自分が昇平の面倒を見ても良い」と言ってくれていた。
が、しかし。
普段の2人の様子を見ていると、どう考えても、おじーちゃんには昇平の世話は無理。
だって、おじーちゃんは耳が遠い。昇平はことばがよくしゃべれない上に、発音も不明瞭なことが多いから、言っている内容が伝わらない。おまけに、2人とも表情や態度などから相手の意図や要求を察すると言うことがとても苦手。(苦笑)
コミュニケーションがうまくとれないのだから、これはちょっと、どうしようもない。
まぁ、だからこそ、家におじーちゃんがいるにもかかわらず、母が不在の日には児童館を利用しているわけだけれど。
そこで、児童館での最近の様子も含めて、おばーちゃんと相談してみた。
すると、おばーちゃんが8月中にとれる夏休みを私の仕事の日に合わせて取ってくれた。
当初、午後からは児童館を利用しようか、家にずっといても退屈してしまうだろうから、と話していたのだが、児童館での状況もふまえて、いっそ夏休み中は児童館も休みにしようか、という話になった。
どうしてもおばーちゃんが休めない日があるので、その日はお兄ちゃんに頼んで、お兄ちゃんも無理な日が1日だけあるので、それは母が仕事を休んで・・・・・・。
夏休みの間は、そうやってなんとかやりくりがつく目処が立った。
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児童館に失望したわけではない。
トラブルがあっても、他の子どもたちと関わる場があることは、決して悪いことではないと思っている。昇平のためにも、他の子どもたちのためにも。
これからもずっと同じ小学校、中学校と進んでいく子どもたちなのだから。
ただ、夏休みという期間はちょっとトラブルの危険度が高い。
いつもは来ない子どもたちが増え、館内に滞在する時間も長くなる。ケンカも当然増えてくる。
そういったリスクの高い期間を避けて、また安定したところで二学期から利用しようと考えているのだ。
・・・児童館の先生方も、少しは楽になるだろうし。(笑)
夏休みの間に、昇平や子どもたちが成長して、一学期とはまた違った関わりができるようになっていれば良いな、とも考えている。期待している、というほどのことではないけれど。
人と人との適切な関わり方を覚えていくのは、健常と言われる子どもたちでさえ、とても難しい課題だ。
子どもたちは、大人が思っている以上に真剣に、必死でその課題に取り組んでいる。
だから、長い目で見守っていきたいと思っている。
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今日、病院から電話がかかってきた。
先に申し込んでおいたCSST(子ども用のSST=社会技能トレーニング)が、来月末あたりから始まる予定だという案内だった。
SSTは、人と人との関わり方を学ぶためのトレーニング。
学んでも、すぐに上手に活用できるわけではないだろうけれど、少しずつでも昇平の力に変わっていってくれれば良いな、と考えている。
とりあえず、夏休みが始まった。
楽しい1ヵ月余になるといいな。
[03/07/19(土) 16:36]