昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

実家に帰省中

金曜日から、母と昇平は郡山の母の実家に泊まりにきている。
いつもならお兄ちゃんや旦那も一緒なのだが、今回はそれぞれにスケジュールが合わず、お兄ちゃんは来週一人で泊まりにくることになっている。

お兄ちゃんがいると、いとこたちはお兄ちゃんにべったりになってしまい、一番年下の昇平はみそっかすにされてしまう。(お兄ちゃんはいとこの中で最年長)
ところが今回はお兄ちゃんがいないものだから、昇平もしっかり相手にしてもらえている。
5年生の男のいとこと一緒にゲームをしたり、おもちゃを貸してもらったり。
もちろん、まだまだ昇平は関わり方が下手なので、トラブルも多々起こるのだが、彼はそれを本気にしないで、うまいこと無視しながら相手をしてくれていたらしい。
「○○(いとこの名)も昇平君が相手だと、お兄ちゃんになるんだねー」と私の妹が感心していた。

     ☆★☆★☆☆★☆

土曜日、母はAD/HDフォーラムのために一日中外出していた。
その間、昇平はおじいちゃん、おばあちゃん、いとこたちと一緒に市内の遊園地へ。
あとから聞いた話によると、昇平は「驚くくらい慎重」だったそうだ。
おじいちゃんを自分のサポーターと決めて、そのそばから絶対に離れなかったという。
わんぱく広場にトンネル状の滑り台があって、ちびっこに大人気なのだが、そこは怖がって全然滑れなかったらしい。ただ、最後にネットでできたトンネルをおじいちゃんと一緒にやっと通ることができたとか。
羽目をはずして走り回ることもなく、他の子達と一緒にジェットコースターに乗る、と駄々をこねることもなく、一番気に入ったのがゲームコーナーのゲーム(おいおい、こんなところに来てまでかい? 苦笑)、次に面白かったのがミラーハウスだったという話。ミラーハウスはとても面白かったようで、2度ほど入ったらしい。「ぼくが双子になってたよ」とあとで昇平が教えてくれた。

この日、福島県でもようやく梅雨が明け、郡山市もかなり暑くなっていた。
暑さと、母なしで活動している緊張で、昇平はくたびれてしまい、最後にはおじいちゃんに少しおんぶしてもらったとか。
「いやぁ、ずっしりと重くなったな」とおじいちゃんが言っていた。
次に来たときには、きっともうおんぶもできないくらいになっているね。今、ぐんぐんと成長している昇平だから。

母が帰宅したのは夕方の6時過ぎだったが、母がいない、と騒ぐこともなく留守番していたという。
ただ、夕方4時頃、ゲームでいとこに負けたのを怒って、ものすごいかんしゃくを起こし、妹たちをびっくりさせたらしい。例の、リタリンが切れる時間帯の「荒れ」だったのだが、妹たちは初めて見たので、かなり驚いたという。
ただ、この日記を普段から読んでいるおじいちゃん、おばあちゃんは「これが例のやつか」と思って、特に慌てることはなかったらしい。実際、その時間帯が過ぎると、すーっとまた落ち着いたらしいから。

普段からの情報提供は大事だな、と思ってしまった。

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さて、これから私たちはファミリーレストランに昼食に行く。
めったにいけないファミレスなので、昇平の反応がちょっと楽しみ。
その後、我々は帰路に着く。

では、行ってきます。

[03/08/03(日) 11:36]

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