昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
お盆
お盆は親戚がそれぞれの家を行き来する。
特に今年は新盆の家が2軒もあるものだから、なかなか忙しいお盆になっているかもしれない。
そんな中、昨夜は義姉一家が夕食を食べに着た。盆と正月、年に2回の恒例行事。
義姉夫婦は、私たち一家のとても頼りになる相談役。
同じ町内に住んでいるのだから、もっと頻繁にできるとと良いのだけれど、逆に近すぎると、長居はしにくくなるものなのかもしれないな。
お兄ちゃんが郡山に行っていて、ずっと一人で過ごしていた昇平。夕食におばさん一家が来ると聞いて、「パーティだー!」と大喜び。
夕食の始まる時間は、いつもより少し遅くなったのだけれど、おばさんたちが到着するまでちゃんと待っていることができた。(その代わり、お菓子を時々つまんでいたけれど)
前回こんなふうに一緒に食卓を囲んだのは、ちょうど一年前。
やはり、てくてく日記に記録を残していた。そのときの昇平は、こんな様子だった。
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その時間、昇平はリタリンの効果が完全に切れていた。
父親が帰宅して喜んでいたところにお客様まで来たので、もう、自分でも行動をセーブできなくなってしまったのだ。
茶の間をウロウロウロウロ、落ちつきなく歩き回り、テレビの画面の前に立って眺めたと思うと、テーブルの上のものに手を出し、寝転がり、足でテーブルを押そうとし、茶の間に私が入っていくと、私に絡まって延々と大声で話しかけてくる。茶の間でおじーちゃんとおじさんが話をしているのにもお構いなし。
(あまり騒々しいので)二階に連れていったとたん、昇平はぴたりと騒ぐのをやめて、元通り落ちついて遊び始めた。
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滅多にない来客に喜びすぎて、落ち着かなくなってしまった様子がよく分かる。
今年はどうだったかというと、若干テンションは高めだったけれど、はしゃぎ回るようなことはなく、前半はちゃんと母の隣に座って、オードブルを箸で自分の皿に取っては食べていた。
後半は畳にごろごろ寝転がって、隣に座っていたおじさん(義姉の旦那さま)としりとりをしていた。それがまた、延々と続く。「リス」「めがね」「いぬ」と正統派のしりとりをするおじさんに対して、ことばが思いつかなくなると、とたんに「ミカンのかんづめ」とか「ぬいものはおもしろいです」などと、文章にして切り返す昇平。そのちゃっかりぶりに、周囲は笑ったり驚いたり。
時々は、受けねらいにそういう答えを言ったりするのだから、まったく侮れない。
昇平に分かることばを選ぼうとして、えーと、えーと、と一生懸命考えているおじさんと、対照的な光景だった。(笑)
久しぶりにしっかり遊んでもらって、とてもご機嫌になった昇平だった。
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今日の昼過ぎ、お兄ちゃんが郡山から帰ってきた。
迎えに行く車の中で、昇平はニコニコと嬉しそうだった。
明日はキャンプを予定している。
・・・が、ここ数日雨が降り続き、明日の予報も曇り一時雨。降水確率も高い。
窓には今、てるてる坊主がたくさん下がっている。
これでも明日雨が降ったら、明後日、日帰りでディキャンプに行って、バーベキューをしてこよう、と話しあっている。
[03/08/15(金) 14:44]