昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
フリー参観・おまけ 〜嬉しかったこと〜
フリー参観で学校に行った日、もう一つ、嬉しいおまけがあった。
森村学級に、加配(補助の先生)が配置されることが決まったのだ。
実は、ゆめがおかでは例年2学期から加配の先生が配置されていたのだが、今年は2学期が始まってからも加配の話が聞こえてこなくて、親たちの間で「今年は加配がつかないのだろうか?」「連名で教育委員会にもう一度お願いに行こうか」という話も出ていたのだ。このご時世だから、教育委員会でも予算が足りなくて苦労しているのは分かる。でも、加配はどうしても必要だから、これは親が動くしかないのだろうか、と・・・。
校長先生にその話をすると「今現在、学校から加配の申請を出している最中だから、その結果が出るまでもう少し待って」と言われた。そして、フリー参観の日、校長先生がニコニコと満面の笑顔で教室にいらっしゃったのだ。
「この顔を見れば、何の話か、だいたい分かるでしょう?」と校長先生。
はい、森村先生からも伺ってました! 加配の先生がいらっしゃるんですね! ありがとうございました!!
返事をするこちらの声も、自然と弾んでしまった。
すごく嬉しかった。
「そんなことは分かっています。学校だってちゃんとやっているんですよ」と怒られても無理ないようなことを申し上げたのに、親たちの気持ちを汲んで、「皆さんのお気持ちはよく分かっていますよ、もう少し待っていて下さいね」と言ってくださって、加配が決まるや、親たちに直接それを知らせに来てくださったことが。
「前期に加配が間に合わなかったのは申し訳なかったけれど」とまで校長先生に言われて、こちらはかえって恐縮してしまった。
親たちだって分かっていたのだ。この町の教育委員会は、障害児学級の運営には理解がある。それがなかなか加配をつけられないでいる、ということは、それだけ状況が厳しいということだと。
その中で、子どもたちと保護者と先生たちのために、加配を確保する努力をしてくださった、校長先生や教育委員会の方たちのご尽力には、本当に感謝するばかりだった。
この日のフリー参観には、加配の先生も見学にいらしていた。
ちょっとあいさつしたが、教員免許は持っていらっしゃらないらしい。でも、ふわっと温かそうなイメージの、優しそうな方で、これだったら、子どもたちともすぐ仲良しになれるんじゃないかな、と感じた。
なにしろ元気いっぱいな子どもたちの集団だから、きっと最初はとまどわれるだろうと思うけれど、森村先生と協力して、早く学級になくてはならない人になっていってもらいたいな、と思っている。
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めいっぱい参加した、今年のフリー参観。
私は抱えきれないくらいたくさんの収穫を得て、大満足で家路についたのだった。
(おわり)
[03/10/02(木) 11:02]