昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

親子ミニ運動会

土曜日、小学校で2年生の学年集会があった。
今年はクラスに分かれて、親子ミニ運動会。役員のお母さんたちが一生懸命準備してくれたおかげで、とても充実した楽しいひとときを過ごすことができた。

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昇平は2日ほど前から、「お母さんと一緒にミニ運動会♪」と、とても楽しみにしていた。
前日の金曜日には交流会で近くの子どもの村にも行っていたので、少し疲れていたのかもしれないけれど、見た目には疲れた様子もなく、朝からとても張り切っていた。

最初の競技はデカパンリレー。でかいパンツ(もちろん競技用)に親子で入って走り、ポールを回って、次の人にパンツをバトンタッチする、というもの。
昇平は元気に走り、自分たちのチーム(1組男子)が1位になると、飛び上がって喜んでいた。

次の○×クイズでは、母子そろって途中でリタイヤ。でも、なかなか面白かった。

次はボールリレー。デカパンリレーが男子から始まったので、今度は女子チームからスタート。
ところが、これが案外難しい。親子背中合わせで手をつないで、間にボールを挟んで走り、ポールを回って次の人にボールを渡すのだが、親と子では身長が違いすぎるせいもあって、ボールがしょっちゅう落ちる。
それを見ているうち、だんだん昇平から笑顔が消えて、やがて、後ろを向いて競技を見ないようになってしまった。
これはうまくできるかどうか心配になっているな、と思ったので、脇の方で背中合わせに走る練習なども少しやったりしていた。
で、本番。
昇平は母に合わせて一生懸命走る。でも、そのうち段々ボールがずれてきたので、思い切って、横向きではなく前後に向き直って走ることにした。つまり、母が前向き、昇平が後ろ向きで走る格好。これだと、ボールが子どもの頭に押さえられて落ちにくくなるのだ。
これで、せっせせっせと次の人のところまで走る。
とうとう、ボールを落とすことなくバトンタッチすることができた。

走り終わって列の後ろに回ると、昇平が心配そうに聞いてきた。
「ぼく、タイム落としちゃった?」
あら〜、と思った。
チーム全体のことを考えて走っていたらしい。自分のところで遅くなってしまったらどうしよう、と心配していたのだ。
「大丈夫、早かったよ。一度もボールを落とさなかったからね」
と言うと、安心したように、やっと笑顔になった。
でも、結局、ボールリレーは一位になれなくて、ちょっと残念そうな昇平だった。

じゃんけんクイズ、三角綱引きもとても楽しかった。
待ち時間も含めて、昇平は母にべったりと甘えっぱなし。
あまりべたべたくっついてくるので、「あら、ここにいたのは2年生じゃなかったのね。1年生かな、幼稚園生かな?」とからかうと、とたんに「違うよ、2年生だよ!」としゃんと座り直す昇平。かわいい〜♪
でも、見てみると、あっちでもこっちでも、お父さんの母さんにだっこされたり甘えたりしている子どもたちが・・・。
親と一緒の子どもたちは、どの顔もみんな、本当に嬉しそうだった。
週五日制になって、実施時間の確保がなかなか大変になった学年集会(親子活動)だけれど、やっぱり素敵な親子のふれあいになっているんだなぁ、とつくづく感じてしまった。

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学年委員の皆さん、先生方、本当にお疲れ様でした。

[03/10/05(日) 12:27]

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