昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

今朝の話

昨夜から降り出した冷たい雨が、今日になってもまだ止まずに降り続いている。

雨降りの朝は、私も昇平も少し忙しい。
自転車で中学校に通っているお兄ちゃんを、車に同乗させて学校に送るのだけれど、お兄ちゃんの到着時刻に合わせると、いつもより10分くらい早く行動しなくては間に合わなくなるからだ。
寝ている昇平に声をかける。
「昇平、今日は雨が降っていてお兄ちゃんが一緒に車に乗っていくから、早く起きてちょうだい」
そう言うと、昇平はスムーズに起き出してくれるのだ。・・・いつもよりは。(笑)

ちなみに、いつもは声をかけてもなかなか起き出してこないものだから、あの手この手の目覚まし作戦を展開する。
風船で作ったネズミで起こしてみたり、体中つついたりくすぐったりしてみたり、面白いことを言って笑わせたり。
目は覚めているのに呼んでも呼んでも返事をしないときには、「返事がない。ただのしかばねのようだ」と言うと、たいてい昇平はくすっと笑う。ゲーム「ドラゴンクエスト」の中の有名な(?)フレーズなのだ。
昇平が身じろぎしたところで、すかさず「しかばねが動いた。ゾンビだ!」と言うと、昇平はまたまた笑う。そのまま、ゾンビごっこが始まることもある。
最近昇平に受けたネタは、「キョンシーごっこ」。返事のないしかばねの額にお札を貼って、「さぁ、キョンシー、ついておいで! ・・・あ、ぴょん、ぴょん、ぴょん」とやる。(このネタ、どのくらいの人が分かるかなぁ?) たまにお札がはがれてキョンシーが暴れ出す、なんてことも・・・(笑)
朝っぱらから大騒ぎして遊んでしまっているわけだけど、そうやってテンションを上げると、昇平も機嫌よく目を覚まして、その後の着替えもスムーズに行くものだから、やめられない。

さて、今朝の話に戻ろう。
いつもよりはスムーズに起き出してくれた昇平、せっせと着替えを急ぐ。
お兄ちゃんのために急がなくちゃ、とがんばっている。
「遅刻しちゃう?」と何度も心配するので、「遅刻はしないけど、朝ご飯の時間が短くなっちゃうから急ごうね」と言い聞かせる。

今朝の朝食は、おじーちゃんとおばーちゃんも一緒だった。昇平の身支度にどのくらい時間がかかるかで、一緒に食べられたり、こちらのほうが後になったりするのだ。 お兄ちゃんは早々と食べ終わって、部屋で出発の時間を待っている。
今朝は、昇平の好物の焼き肉があった。(お兄ちゃんのお弁当に詰めた残り) さっそく箸をのばして食べ始める昇平。最近、食欲があるので、ご飯もほうれん草のおひたしも食べる。
でも、そうやって食べながらも、時々振り返って、後ろの壁の時計を見ている。
朝食のタイムリミットは7時20分。ところが、その3分くらい前になったら、昇平は「ごちそうさま」と立ち上がった。
その前の瞬間には、もう一切れの焼き肉に箸をのばしかけて、時計を見て思いとどまっている。

へぇ〜・・・と思った。
時計を見ながら、しっかりと行動できるようになったんだ。
以前は、20分まで、と言われると、20分になった瞬間に口に好物を放り込んで、さらに5分ぐらい口の中で噛んでいたりしたものだけど。今は、そこで食べてしまうと、その後どうなるかが予測できるようになったんだ。
さらに、自分からすすんで洗面所に行き、歯を磨き、顔を洗う。(食事で顔が汚れるので、今のところ、洗面は朝食後にしている。)朝の薬を飲み、さっさと二階にランドセルを背負いに行く。
その間、母はまったく何も言う必要なし。

「もう準備できたー?」お兄ちゃんが自分の部屋から訪ねてきた。ちょっぴり機嫌の悪い声。どうせ準備できてないんでしょう、といいたい気持ちが伝わってくる。
「こっちはもう準備が終わってるよ。あとは車に乗り込むだけだよ」
と答えると、お兄ちゃんはちょっと意外そうな顔で部屋から出てきた。
そこへ、ランドセルを背負い、学生帽をかぶった昇平も下りてきて、「いってきまーす!」

家を出たのは7時25分。
予定ぴったりの出発時間となった。

[03/11/11(火) 13:50]

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