昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
脳波検査の所見
昨日の午後、病院へ行って、先日昇平が受けた脳波検査の所見を聞いてきた。
そう、2年ぶりで脳波検査をしてきたのだが、そのときの様子に関しては、あまり詳しく語りたくなかったりして。(苦笑)
病院の対応にも手順にも決して手落ちはなかった。でも、昇平がどうやって検査するのかと不安になっていたので、薬を飲んでも追加されてもなかなか眠れなくて、とてもとても苦労した・・・とだけ書いておく。
それでも、最後にはなんとか30分くらい寝てくれて、不完全ながらも、所見が出せる程度まで脳波をとれたのだから、上出来だったと思う。(笑)
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さて、それに関する所見。
今回は主治医がたまたま不在で、時々診てもらっているK先生の担当になったのだが、脳波の検査用紙を見ながら、いろいろ詳しく教えてもらった。
α派がきれいに出てきていること、気になる形の脳波が若干混ざっているものの、そう深刻なものではなく、2年前に比べるとずいぶん落ち着いた形になってきていること。
特に、衝動的行動を起こす可能性があるような脳波が非常に少なくなっているようで、「全体として脳が順調に発達していることを示していますね」と言われた。
正直、すごく嬉しかった。
最近の昇平の様子を見ていて、確かにずいぶん成長してきたし、多動や衝動性も自己コントロールできることが増えてきていたから、その方面の脳が発達してきたんだろうな、とは思っていたのだけれど、脳波で裏付けしてもらえた感じがして、なんだかとてもほっとしたのだ。
最近、朝までおねしょをしていないことが、2,3日に1度くらいの割合である。夜間の尿量が減ってきたと同時に、朝まで排泄を我慢できるようになってきたのだ。
そのこともK先生に報告すると「脳波がこれくらい発達してきているのだから、それも当然でしょうね」とニコニコしながら言ってくださった。
そうか、そういうことも脳波を見ると分かるわけか、と改めて感心してしまった。
2年前の脳波検査の時点で、「まだあれもできない」「これもできない」と報告すると、主治医に「それは今はまだしかたないでしょう。だんだんにできるようになりますよ」と言われたものだけれど、それも今となっては納得できる気がする。
たとえばトイレット・トレーニングのハウツーなどもいろいろあるけれど、それも、排泄に関する部分の脳が、充分その段階まで発達してきて、初めてできるようになること。時期を待つ、とか時期を見極める、というのは、とても大切なことなんだろうと思う。
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「脳波がこれくらい落ち着いてきたのであれば、デパケン(抗てんかん薬)も減らしていけますか?」と聞いてみた。
すぐに無くすわけにはいかないけれど(なにしろ、まだ若干の異常波は出ている)、徐々に量を減らしていくことはできるだろう、というK先生の話だった。
薬の処方に関しては主治医に権限があるので、次回、主治医に当たったときに減薬について話をしてみることにした。
リタリンは、まだ切るわけにはいかない。
少しずつ行動は落ちついてきているものの、リタリンを飲まないと、とたんに学校の授業などが分からなくなって、混乱してしまうようだから。
でも、デパケンが減っていくかもしれない、というのは、嬉しい話だった。
こんなふうに、成長に合わせて少しずつ薬が減っていって、いつかきっと、リタリンからも卒業できる日が来るのだろう。
その日までは、上手に薬の助けを借りながら、昇平の成長を見守っていこうと思う。
[03/11/28(金) 14:09] 検査 薬 病院