昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
しゅっしゅっぽっぽ
たった今のこと。
夕食後、机に向かってお絵描きをしていた昇平が、突然
「しゅっしゅっぽっぽが聞こえた!」
と言って顔を上げ、私の方を見た。
「お母さん、聞こえた?」
何のことか分からないので、
「汽車の音?」
と聞き返すと
「違うよ、鉛筆の音がそう聞こえたんだよ」
という答え。
言われて耳を澄ましてみると、昇平が紙に模様を描いている鉛筆の音が、一定リズムでシュッシュッ、シュッシュッと響いていて、確かに機関車の蒸気の音のよう。
「うわー、本当だー!」
なんだか、すごく感動してしまった母だった。
[04/01/24(土) 19:24] 日常