昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
静かすぎる土曜日
昨日は土曜日だったけれど、我が家では家族全員何かしら仕事や用事があって家を留守にしていることが多かった。
おじーちゃんは病院や老人会の会議。おばーちゃんは選挙の手伝い。父はいつものように仕事。母は午後から○年ぶりの試験(笑)。お兄ちゃんも午前中は試験と部活、午後は床屋さん。
一日何の予定もなく家にいたのは、昇平ひとりだけだった。もちろん、昇平ひとりが留守番するような時間は作らないように家族で話し合って、誰かしらは一緒にいたのだけれど。
昇平は一日中、とても静かだった。
もっぱらパソコンでゲームをしたり、携帯ゲームをしたり。
あまり静かだったので、昇平がそこにいるのにお兄ちゃんが気づかなかったほど。
静かすぎるので、どうしたんだろう? と気になって観察していた。
疲れているんだろうか? ・・・いや、学校でも家でも、それほど疲れるようなことはなかったはずだけれど。
具合が悪いんだろうか? 風邪、いや、インフルエンザがうつってしまったかな? ・・・そういう感じでもないなぁ。
う〜ん、どうしたんだろう。ただ、ひとりで静かに過ごしたいだけなのかな??
ところが、夜になり、父が仕事から帰ってきた直後から、昇平ががぜん元気になってきた。
お風呂に入っても、キャアキャアした声を上げてはしゃいで、テンションが高い。「もうちょっと静かにしゃべって」と何度も注意しなくてはならなかった。
お風呂から上がったら、茶の間におばーちゃんが帰ってきていた。昇平、喜んで「おかえりー!」と大声で言った。
その後、寝るために2階に上がったのだけれど、ますますテンションが高い。歓声を上げて元気いっぱい。
今日は一日、あんなに静かだったのに、寝る直前になってこれはどういうこと・・・
と考えていて、はっと気がついた。
そう、昇平は、家族みんなが家に帰ってきたのが嬉しくて、それではしゃいでいたのだ。
日中静かすぎるくらい静かだったのは、家族が少なくて(しかも入れ替わりが激しくて)淋しくてつまらなかったから。
だから、ひとりでゲームに没頭していたのだ。
本当は、積もった雪でお兄ちゃんと雪合戦したかったのだけれど、部活&試験&床屋というハードスケジュールをこなしたお兄ちゃんは、お疲れでとてもそれどころではなかったし。
家族が家にいなくて淋しい、という当たり前の感情を見逃していたことを、母はかなり反省した。
今日は日曜日。久しぶりに家族全員が揃っている。
午前中は、家族揃って買い物に行って、久しぶりに外食する予定。>ラーメン屋さんだけど。
昨夜、寝る前からそれをものすごく楽しみにしていた昇平。家族が揃っているだけで、昇平には素敵な日曜日なんだよね。
[04/02/08(日) 08:25] 日常