昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

おばーちゃん、あのね

正月が過ぎて病院に戻っていたおばーちゃんが、先週の土曜日、2週間ぶりに外泊許可を取って家に帰ってきた。
明日はまた病院に戻るという日曜日の夜、おばーちゃんが茶の間でテレビを見ていると、昇平が突然入っていって、ちょん、とおばーちゃんの隣に座った。
「おばーちゃん、あのね、ぼく、1日だけでもおばーちゃんが帰ってきてくれて、嬉しかったよ」
と言う。
おやまぁー・・・!!!
台所でそれを聞いていた私は、びっくり。もちろん、昇平にそう言うように誰かが指示したわけではない。自分のことば、自分の意志で、おばーちゃんに自分の気持ちを伝えたのだ。

さらに、昇平は言った。
「おばーちゃん、ぼくが作ったお守り、持ってる?」
そういえば、正月に昇平は大きなビーズ玉にサインペンで顔を描き(ちょうど「ぷよぷよ」みたいになった)、ゲームカセットの空きケースに入れて、サインペンで「おまもり」と書いたものを、おばーちゃんに渡していたのだ。
「もちろん持ってるよ」
とおばーちゃんが答えると、昇平は
「はい、わかりました!」
と元気に返事をして、満足した顔で茶の間を出て行った。
おばーちゃんは、涙が出るくらい感激したという。

お兄ちゃんも、口には出さないけれど、昇平と同じ気持ちでいるのは伝わってきた。
みんな、おばーちゃんが元気になって戻ってくるのを待っているんだよね。
おばーちゃん、孫たちのためにも、がんばって病気を治してくださいね。

[05/01/25(火) 11:20] 日常

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