昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
パソコン頭・3
今朝、目を覚ましてすぐに昇平が言った。
「ぼく、パソコン頭にならないよ! パソコン頭をぶっ壊してやる!」
決意はいいのだけれど、ちょっと過激な口調。
そこで、こう話して聞かせた。
「そうだね。パソコンをやっているとき以外にパソコン頭になりそうになったら、頭の中でそれを壊すといいね。でもね、それを口に出して言うと、まわりの人が『えっ、何を壊すの!?』ってびっくりしちゃうから、自分の心の中だけで言って、自分の頭の中だけで壊そうね・・・」
おそらく、今日から昇平はパソコン時間を決められたとおりに守ろうとするだろう。
不適切な場面でネットアニメなどを思い出していたら、「パソコン頭になってるよ」と声をかければ、はっと我に返るに違いない。
・・・少なくとも、しばらくの間は。
昇平は、興味の対象に偏りがあって、のめり込みすぎると他の情報が頭に入らなくなってくる。けれども、自分自身の意志の力で、それをコントロールする力も伸びてきているのだ。ちょっと長い物語になったけれど、そこの大切さに気がついてもらえたようで良かった、と思っている。
あとは、それが定着していけるように、親が目配りして、誉めながら支えていくことになるだろう。
パソコンは、将来、昇平の大事な「道具」になっていくだろう、と母は予想している。
パソコンに取り込まれずに、上手に使っていく方法を覚えていこうね、昇平。
[05/02/22(火) 10:45]