昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

別れと出会いの意味〜連絡帳から〜

担任が変わってから変えたことの1つに、連絡帳のやりとりのしかたがある。
これまで、うちではずっと2冊の連絡帳を交互に使っていたのだが、ドウ子先生の提案で、それを1冊にすることにしたのだ。
昇平が入学した当時、ゆめがおか2には6人の子どもたちがいて、しかも昇平は低学年で下校が早いので、森村先生が給食時間中に連絡帳に記入するのが大変そうだった。じっくり記入してもらいたかったこともあって、こちらからお願いして2冊の連絡帳を準備したのだ。
けれども、今ではゆめがおか2の子どもたちは3人だけ。皆、高学年になって給食の食べ方も上手になり、昔ほどに手助けや目配りが必要ではなくなっている。そうであるなら、その日の昇平の行動は、その日のうちに伝えてもらった方がありがたいわけで・・・。
「学校でのことをその日のうちにおうちでほめてもらったほうが、いいと思いますから」
とドウ子先生がにこにこしながらおっしゃったが、まったくその通り。
これまでの流れからやってきたことの中には、見直しても良いことがあったんだなぁ、と担任が変わることで改めて気がついた次第だった。

さて、それではさっそくドウ子先生の連絡帳から、金曜日の様子を。

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4月8日(金)

今日の様子ですが、発達測定で脱いだ服をそのまま置いていたので「たたもうね」と1つをやってみせると、それからは、1つ1つ半分や4分の1の大きさに、ちゃんとたたみました。クーピーやマジックなどの学習用具の片づけも、声かけで、すっと片づけようとしました。
毎月の行事表の「○月」のカードの周り、昇平くんのアイディアで飾りをつけることになり、とてもきれいになりました。12−3月の4枚が昇平くんです。朝、教室においでになった時、見てみてください。
5校時目、昇平くん一人が算数の授業で(注:他の子どもたちはその時間、協力学級で授業を受けていた)、45分間、集中してできました。教科書6ページの4番を宿題にしました。本人、やる気満々です。

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学年が上がり、担任も新しくなって、昇平がとても張り切っているのが、文面からよく分かる。きっと、ドウ子先生にいいところを見せようとしているんだろうなー。
担任が変わるということは、これまでの関係をリセットして、また新しい関係を作っていくということなんだな、と改めて思った。
失敗だらけの1年生の頃を知っている森村先生には、今さら格好つけられなかったけど、新しく来たドウ子先生には、かっこよくて立派な4年生の自分を見てもらうぞ! と昇平は考えているのかもしれない。
昇平も、他の子どもたちも、ドウ子先生に出会って、また一段と大人になってきている感じがする。
そうか、別れと出会いの意味というのは、こういうことなのか・・・と、先の連絡帳の見直しのことも含めて、しみじみと噛みしめている。

学校って、本当に、すごい。

[05/04/09(土) 16:03] 学校

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