昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
不安と人形・5−主治医に相談する
病院に行って、主治医に昇平の状態を報告してきた。
経過を話す間、先生はすごく真剣な顔でカルテに記録をとっていたが、話を聞き終わると、なるほど、という顔をして言われた。
「要するに、ちょっと疲れちゃったんですね」
ああ、やっぱり。
「昇平くんはこれをしたらお母さんがどういう反応をするか、何を言うか、ちゃんと分かっているんですよね。そして、自分から理想的な子どもになろうとして、がんばりすぎて、ちょっと疲れちゃったんでしょう。ずっと(良い行動を)継続していなくちゃダメになる、なんてことはないですから。『疲れたら休んでいいんだよ』と言ってあげるといいですよ」
ああ、そうか。そうだねー。
「昇平くんは疲れたんだよ」とは言ってあげていたけれど、「だから休んでいいんだよ」とは言ってあげていなかった。そういえば。
学校で目一杯がんばってきたところに、家庭の中にも、彼なりにがんばる課題がいろいろある。母が言わなくてもきちんとこなしているのだけれど、その中のいくつかを、「運動会の練習でくたびれているから、これは今日はお休みにしてもいいね」と言ってあげてもいいんだ。そうかぁ・・・。
昇平もいっぱいいっぱいになっていたけれど、私自身も、どこかで目一杯になっていたのかもしれないな。
昇平に「休んでいいんだよ」と言ってあげるためには、私自身にも「たまには手を抜きなさい」と言ってあげていいのかも・・・。
ん? でも、そういえばここ何日も掃除をしてないぞ。料理だって最近はかなり手を抜いているぞ。
うーん。私に限っては、これ以上手を抜くとまずいかも。(苦笑)
[05/05/17(火) 16:30] 学校 日常