昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

友だちと関わる学習

連絡帳から

6月14日(火)  記録者:ドウ子

二時間目の休み時間に、協力学級のYくんとTくんが「昇〜平〜くーん」と遊びに来てくれました。ゆめがおか学級に来たのは初めてです。昇平くんも嬉しくて。
「遊ぼう!! ねえ、ここにゲームの絵を描いて。○○(何かのゲームの名前)を描いて・・・」
と言うのですが、遊びに来た2人はそのゲームがわからなくてとまどった顔。しかたなく自分の知っているのを描こうとすると、
「それじゃないよ。○○って言ってるでしょう。じゃあ、どけてよ。ぼくが描くから!」
と昇平くんは口調もきつくなり、ひとり怒り出す始末。
これは介入が必要かな、と思い、Yくんたちには
「好きなゲームを描いていいよ」
と助け船を出し、両方の仲を取り持ちながら、昇平くんには「一緒に遊べるにはどうしたらいいか」を話しました。
話しながら、下校の時、他の子たちが昇平くんの要求に困ってしまう場面を想像し、両者が楽しめる上手な関わりまでは、まだまだ練習時間が必要だし、こうやって遊ぶ練習を通してしか学習できないことなのだろうな、と思いました。
そして、昇平くんが友だちと関わる学習につきあってくれそうな協力学級の男の子たちは、大切な存在だなぁ、とあらためて思いました。

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友だちと関わる学習につきあってくれる子どもたちが大切・・・本当にその通りだ。
昇平は今、ようやく本当の意味で、友だちと関わることが楽しいと感じられるようになってきた。つい半年ほど前までは、友だちといても平行遊びの方が中心だったのだから、ずいぶん変わってきたと思う。でも、まだまだお友だちの気持ちを考えるという段階には到達していない。友だちとの関わり、という面では、3歳児程度の発達段階じゃないかと私は見ている。
まして、昇平には家に帰ってからの友だち関係がほとんどない。特に、同学年の子たちとの関わりは、学校と学童までの帰り道にしか存在しないのだ。だから、ゆめがおかに子どもたちが遊びに来てくれること、未熟な関わりに先生が必要に応じて介入してくれることは、本当に貴重な経験になっている。
教えて理解できない子ではないと思う。やがては、少しずつでも、相手の気持ちを理解すること、思いやることができるようになってくるだろう。ただ、そのためには、場面に応じた介入や指導が絶対に必要になる。その場面に、親はたいてい立ち会えないから・・・・・・。
学校の、そして学童の先生方に、母はいつも心の中で「よろしくお願いします」と頭を下げている。

[05/06/15(水) 08:58] 学校

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