昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
泳げた!
昨日、昇平がついにプールで泳げるようになった!
このところ、毎日のように学童でプールに入っていた昇平だが、昨日は学年別に保育園のプールに入る日で、昇平はそれこそ一日中プールに入って楽しんでいたらしい。他に同級生がいない特権? 暑かったしね。
昇平は水に顔をつけるのが怖くて、ずっとビート板にバタ足で泳いでいたのだけれど、保育園のプールにはビート板がない。加えて、保育園のプールでは飛び込みができたらしい。(今は監視や安全の関係から、必要のない時には飛び込み禁止にしている学校プールがけっこう多い) 他の下級生たちが次々プールに飛び込みをしているのを見て、昇平もやってみたくなったのだろう。鴨原先生の後押しもあって、思い切ってプールに飛び込んだらしい。
そして・・・水に浮かんだらしい。
バタ足はビート板でさんざん練習してきている。バタバタと足を動かして、2メートルくらい進んだのだという。
夕方、私が迎えに行くと、昇平はニコニコ顔で飛んできて、さっそくプールで泳げた報告をしてくれた。「鼻で息を止めてればいいんだよ!」 と、極意も伝達してくれた。やったねぇ。とうとう本当に泳げるようになったんだねぇ。
根気よく昇平につきあってくれた鴨原先生のおかげだね。
今日は土曜日だからプールはない。それでも、昇平は上機嫌で学童に向かった。
車の中でバックミラーに映った昇平の顔が、妙に大人びて見えたので、「昇平くん、たくましい顔になったね」と声をかけると、ミラーの中の顔が、ニヤリと笑った。
「日焼けしてる?」
「うん。真っ黒で、たくましく見えるよ」
ニヤニヤッと、さらに嬉しそうに昇平が笑った。
「俺、もうビート板なんていらないぜ。俺もう泳げるもんね!」
言葉づかいまでたくましくなっていた。
本当に、君はどんどん大人になっていくね。お母さんのこともお父さんのことも後に残して、どんどん成長していくんだね。
夏休み。子どもはまるでヒマワリみたいだと思う。
[05/08/06(土) 10:29]