昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
がんばりの成果
昨日、学校の水泳記録会があり、昇平は8メートルの記録を出した。当人は自己ベストの13メートルを狙っていたので、思うように泳げなくて残念がったらしいが、今年初めて自力で泳げるようになった上に、「もっともっとプールに入りたい!」と言うほど水泳が大好きになったのだから、今年得たものは本当に大きかったと思う。
また、夏休み前にゆめがおかの学級で書いた書写が、七夕展で金賞に入った。これには、私もドウ子先生もビックリ。
確かに去年から時々書写はやっていたけれど、書道教室に通っているわけでなし、両親揃って字が上手なわけでもなし。(自慢じゃないが、私も旦那も書道で賞を取った覚えなんか一度もない!) でも、4年生の作品を全部見ている弓子先生たちが「昇平くんの字は上手だったよ」とドウ子先生に話したと言うから、確かにそれなりには書けていたらしい。へー、ほー、なんと! という感じだ。
夕方、帰宅した昇平、筒状に丸まった賞状を開きながら私に言った。
「お母さん、何賞か当ててください。1.金賞、2.銀賞、3.銅賞」
本当は朝のうちにドウ子先生から金賞に入ったことを聞かされていたのだけれど、わざととぼけて答えた。
「えーと、銅賞!」
「ブブー! ジャーン、これです!」
と得意そうに賞状を開いてみせる昇平。
そこで私、大げさに驚いて見せながら、さらにぼけてみせた。
「おおっ! なんと、銀賞ですか!!」
「違うだろうがー。金賞だよ」
何言ってんだい、とあきれるような調子で昇平が言った。ふむ、ムキになって怒ったりしなかったか。本当にずいぶん大人になったねぇ。
「冗談だよ。ちゃんと金賞って読めてるよ。すごいねー。がんばったねー」
と笑って誉めてやると、昇平もニコニコと得意そうな笑顔になった。
できないこと、まわりの子より遅れていることが、たくさんたくさんある昇平。
でも、その中にちらほらと、こんなふうに「がんばったこと」の成果が出てくるようになってきた。
書写の時も、ドウ子先生に指導を受けながら、はねや止め、はらいに気をつけ、名前も「うまく書けない!」と言いながら、何度もがんばって練習していたらしい。
プールだって、夏休みの間中、そして、夏休み明けてからも、がんばってたくさん泳いできたものね。
がんばりが、目に見える形に残って、本当によかったね。
おじいちゃんやおばあちゃんにもいっぱい誉められて、本当に本当によかったね。
[05/09/02(金) 20:28] 学校